降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

看取り看取られ計画

自分の見知った人たちのなかで看取り、看取られる関係になれればと思っている。それが可能となるために、高齢者のケアができる人を周りに増やしたい。既にケアマネなり、介護福祉士なりになっている人、これからそういうものになる人たちと知り合う。自分も…

銀月シネマ

月に1回、銀月アパートというところで小さい上映会をやっている。 小さい部屋で、人数も10人以下でやる。そういう感じがいい。30人とか50人とかのイベントはしない。企画者が楽しめる+アルファでやったら持続できる。無駄が無いと思う。 Instagram …

やってやった感 モードに入れる 中島敦『D市七月叙景』

中島敦の短編「D市七月叙景」。 一度読んだ時は特に何も思わなかったのだけれど、院生時代の共同研究室で一緒だった後輩がすごく好きだということで、読み直してからいいなと思い出した。 中島敦全集 別巻 第2版 作者: 中島敦 出版社/メーカー: ペガサス 発…

疲れること 疲れないこと

京北2日目。 昨日は、12時ぐらいには寝ていた。明かりがないところでは早く寝れるような気がする。とても寒くなるということで、糸川さんが心配してくれて布団を沢山用意してもらったが、ストーブもあったので、毛布と掛け布団1枚で十分だった。茶色いカ…

京北町の自給の暮らしを訪ねる 糸川勉さん

京北で電気水道ガスをひかずに自給の暮らしをしている糸川勉さんのお宅に。 Instagram 以前うかがったのは1年近く前で、通路の石や畑がより充実していたり、部屋が建て増しされていた。蒔いたものとほっといて自生えさせたものが混在している自由な畑。鶏と…

合宿 比良へ

昨日の夜から滋賀の比良へ。 月1回の夕食会のメンバーなのだけど、それが年に1度の合宿に。 Instagram 知り合いづての宿で、半分人の家に遊びにきた感覚の時間。 広い庭には犬と色々な野菜の苗があった。 Instagram Instagram 変わったゆるさの集まり。 In…

ニュートラルへ 失敗してもいいとは何なのか

トムソーヤの冒険のテーマソング「誰よりも遠くへ」は2番のほうが好きだ。 俺たちの胸にはトム 流れてるミシシッピー のんびりと陽気に力強く俺たちも歩こうよ 重たい靴など脱いで走ろうぜ ーーー誰よりも遠くへ 世界名作劇場 トムソーヤーの冒険OP/誰より…

ムカエ火を観に行った ふたつの生き残りについて

下鴨の人間座で行われている「ムカエ火」へ。 内容を書くけれど、公演はまだ2日あるので各自の判断でお読みください。 放火魔が逃げ入った「空き家」には、人がいた。ごみ屋敷のなかで兄と妹がそこに住んでいた。兄は来訪者を放火魔と知らずに喜び、お茶を…

zineをつくる 狭い机で

今日も晴れた。 庭にでかい毛虫の群れがきていて、3日ぐらいでミツバやバジルなどほぼ丸坊主にされた。 12月に富野小路三条のH2Oという場所で、ジン(自作の本 magazineのzine)が集まる催しがあって、それに向けてジンをつくっている。 知り合いにジンと…

エニックスのジーザス 余韻としての生きもの 他者としての古い脳との付き合い

今日は晴れた。 Instagram 韓氏意拳という中国武術の会員登録をずっと出してなくて、先方からメールが来たのでそれを郵便で出して、図書館へいく。韓氏意拳は、甲野義紀さんの本で知って興味をもった。しかし、ボディワークなり武術なり、体使うことで続いた…

欺瞞に亀裂をいれるもの 誰とも変わらない人でなしであること

前にフェイスブックで池田香代子さんの記事のリンクがまわってきていて、僕もそれをシェアした。FBは、タイムラインの下のほうに行ったものが戻ってくることはあまりないが、見てシェアしてくれた方がいて、再度上がってきた。 戦後におこった沖縄の少女轢殺…

多様性 自由の根拠としての孤独 倫理の基盤としてのどうしようもなさ

日曜日にいったワークショップを学ぶ講座でも、多様性という言葉が沢山出たけれど、それぞれのイメージが、実質どういうことを指しているのかが気になった。意見が違ってもただ否定しない。あるいはノータッチというのが多様性なのか。ちょっと気持ち悪くな…

トークバック 沈黙を破る女たち 坂上香&池内靖子&金満里トークバック・セッション

今日は、立命館大学で行われた「トークバック沈黙を破る女たち」へ。 HIVに感染した女性たちが演劇を通して自らの尊厳を回復していく姿を描いたドキュメンタリー映画。監督は坂上香さん。以前の投稿で、強い刺激、快によって今体でうずくものを麻痺させるこ…

塀の撤去と今後の生き方

午前中は、大家さんとその甥御さんと一緒に3人で家の裏の塀の波板部分を撤去する。 波板はまだ大丈夫なのだが、波板を固定している木枠がぼろぼろで、お隣のお寺の駐車場に釘やら木屑などが落ちた。車に影響があるといけないので、早急に直してほしいと掃除…

ワークショップ

ワークショップを企画する人を養成する講座で朝から大阪へ。 しかし「ワークショップ」を企画したいと全然思っておらず、参加者や講師、運営している人たちに関心があって申しこんだ。 生産的な場はあると思う。しかし僕が関心がある変化や回復にとって、「…

演劇 状況を設定し内在化された規範を破綻させる

台詞をおぼえること、振り付けをすること、ある振る舞いのコードに従うことが演劇なら、状況設定をすることをおしなべて演劇ととらえたらどうかなと思っている。催しものをすることも演劇。ある仕事をしているのも演劇。国というシステムも演劇。慣習も演劇…

クィア映画祭へ 無性愛者のドキュメンタリー(A)sexual

お隣の方から絵の展覧会のお誘いを受けていた。 三条のみやこめっせという場所にむかう。 お隣さんは現在88歳で20年前から絵を始められたそう。先生も88歳。お仲間も20人から10人に減りながらも年に1度の展覧会に向けて絵を描いている。どこかへ…

悲しみよこんにちは

めぞん一刻の物語の筋を最後まで知ったのは、アニメがパソコンのソフトとなって移植されたものの、そのまた攻略本からだった。管理人さんの父が「おれはもう響子の泣き顔を見るのがいやなんだ」というシーン、管理人さんが惣一郎の墓前で別れを告げるシーン…

小集団で時代を超える

発達障害者ONLYの職場で能力全開で働く人たちのこと 少し前に話題になった発達障害の人のみで構成された部署。お互いの苦手なところをふまえ補いながら、自分たちの尊厳も守りながら、飛び抜けた能力で仕事をまわしていく。 絵本「シナの五にんきょうだい」…

たき火の意味

たき火がもたらす明かりが、人の文化形成に影響を与え、物語の発生の基盤にもなっていたというお話し。 調理に使われたというだけではなく、夜の時間に変化を与えたたき火の明かりは、人の想像力をかきたてる効果もあったと。 火の影響はこうした食生活の変…

稲刈り

台風で延期になった稲刈りの手伝いへ。 去年までは自分も田んぼをやっていたが、車を持っていなくて、違う場所の2つの田畑を管理するのが大変で精神的に追い詰められるものがあったので、今年は畑だけに集中している。 と言っても、去年までにとれた米が籾…

居場所塾続き 飢えをもつ人に気づいてもらう

以前エントリーした居場所づくりの講座の続き。 左京区が月1回ペースで催している全7回の講座。 居場所をつくる - 降りていくブログ 行政の企画ということで、あまり期待していなかったものの、参加者は多様で既に活動をしているような人が割と多い印象だ…

回復について

ブログを書きはじめましたが、このブログで主に考えていきたいことの説明がなかったので今回はそれを書きたいと思います。 僕は1975年生まれのフリーターです。週2日バイトし、あとは畑で自給用の作物をつくり、自分たちが住んでいるシェアハウスのフリース…

10/13 日記 世代的なゲームミュージック

台風で稲刈りの手伝いは中止になった。水曜日に延期。 京都は昼過ぎからだんだんと風が強くなっていった。外が暗いまま夕方になっていった。 音楽を人ほど聞かなくて、聞いても偏りがある。ゲームミュージックとかが好きだった。そこから坂本龍一とか。ドビ…

世界を自分として体験する 連想

時々FBのタイムラインになどにもでるけれど、人の悪口を言っていると脳としては、自分が悪口を言われているように反応しているという記事があった。新しい脳はそれが誰に対して言われているのかわかっているのだが、古い脳は、主語を認識できず、悪口をその…

失われたものと出会う 探偵ナイトスクープ・ルー大柴・スモーク

少し前に京大の佐藤泰子さんの発表「バカボンパパに学ぶ苦悩の人間学ー聞くこと、語ることの意味ー」をききにいった。 一見軽そうなタイトルにしているのは、大学の講義という、参加者に必ずしも学びたい動機がない場で聞いてもらうための工夫だという。語る…

10月の畑実習 自給の畑をみにつける

第2土曜は、自給の作物づくりを学ぶ実習の日。 涼しいかと思ったが、割と暑い日だった。畑に今あるものを確認し、まず徹底的に収穫。とにかく食べる、と実習担当の糸川さんが強調する。収穫することで作物の種を作る作業を完結させず、採れる時間を長くする…

「家がない生活」10のメリット・・の私的な感想

『「家がない生活」を通じて獲得した10のメリットと、すべての出来事には必ず終わりの瞬間が訪れるということ。』の記事をみて、部分的、断片的に反応したい。元記事の意図とあるいは違う部分もあるかもしれないが、ごく私的な感想ということでお許しいただ…

烏丸ストロークロック「神の谷第二隧道」を観に行った

夕方から雨が降り出した。烏丸ストロークロックの「神の谷第二隧道(かみのたにだいにずいどう)」を観に行った。隧道とはトンネルのこと。 [http://www.pakutaso.com] 神の谷第二隧道 作品紹介 輸送トラックが行き交う、国道9号線沿いの町「大栄町」。昭…

絶望が個に返されている 水俣と緒方正人さん

水俣の漁師、緒方正人さんと哲学者の廣瀬純さんの対談「絶望が個に返されている」を読んだ。 緒方正人さんは、水俣病で父親を失い、自身も水俣病になるなかで、国や公害企業と裁判闘争していたが、ある時点で自ら認定患者であることを取り下げて、個人として…