降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

エピローグとしての生

以前デモクラシーナウを観ていると、その年におこった様々な出来事や大国の狂気を立て続けに流している動画があった。 はっきりいって酷いものだった。世界はなんで自ら終末を求めるような歩みをこんなにも着実にすすめているのだろうと思わされるようなもの…

年内最後の当事者研究

今年最後の当事者研究、終了しました。今年ご参加いただいた方、ありがとうございました。 今日は、いつも通り振り返りと気分体調から始まって、これからの自分助けプランを考え、最後は何が自分の生きることを充実させることをつくるのかという哲学カフェ的…

通路の詰まりと回復 菊地直子さんの手記から

自己不信と他者不信は別々のことではない。それらは自分が閉じていなければ既に開いていつも息づかせる流れを運びこんでくるいわば「通路」の状態のことを指していると思う。 ironna.jp 気づいてみれば自分が閉じているためにその感じ方が作り出されるのだが…

当事者研究というスタンス

FBから菅原さんの演劇の感想のリンクでやってきた方は下記へ。 kurahate22.hatenablog.com さて、今年はこれまで考えてきたことをまとめる本を出そうと思う。3年前の記事から基本同じことを書いているが、自給とは何かということが明確化し、回復から学びと…

菅原直樹さんの「カメラマンの変態」を観に行った。

前日の終活ゼミに続き、菅原直樹さんの公演「カメラマンの変態」を観に岡山へ。 oibokkeshi.net 今自分がいる現在の世界の物事はとても確固たるもののように見える。他人のきらびやかさやステイタス、幸運もまた確固たるものに見える。だが大きな時間の流れ…

1月の終活ゼミ・ワークショップと昨日の報告

昨日、終活ゼミ4回目を行いました。終活ゼミは現在哲学カフェを基調にしています。哲学カフェ的にやる時間は、老いや死の準備というよりは、老いや死が先延ばしにしたり不問にしている自分の底の求めや救いを明確にするのに適した媒介であるところを使って…

「休日」というイデオロギー

「祝日日数世界一だから日本人は休み過ぎ?」は本当かを検証してみる - 井を出た蛙の生中継「休日」とか「余暇」は現在の社会構造や労働が人にとって本来的なものであり、その構造の妥当だと前提した言葉だと思う。そうでないとその時間は余りでもないし、暇…

当事者研究 振り返り2

当事者研究を3つの場でやっているのだが、12月は振り返り月間ということで、1年の振り返りをやってもらっている。僕はどの場でも一緒にやるので3回以上やるわけだが、無駄がないと思う。吟味すること、整理することには何も無駄がない。やったらやった分だ…

「老後」を心配する人としない人 終活ゼミワークショップ

終活ゼミ・ワークショップ。 ワークをやるとき「老後」を心配する人と別に心配していない人がいる。どちらでもいいと思っている。 重要だと思うのは、心の詰まりがあるならそれを取り除いていくこと。何が心の詰まりになっているのか。「老後」を心配してい…

関わること そこねること

ケア塾茶山、西川さんの星の王子さま読書会に。 飛行士の質問に答えない王子さまの場面から、フィールドで折に触れた話しは聞くが訊いてまわることをしない人類学者や、傾聴の暴力性の話しなどがされる。人と関わることが援助や相手の喜びにつながることであ…

当事者研究 人との関わり

当事者研究、人との関わりについてちょっとまとめておこうと思う。 集団とか人間関係がもともと得意とかいうことはない。得意になったらいいなという憧ればあるが、無理やりそのためにエネルギーを注ぐほどの動機はない。話す場は昨年に比べたら明らかに充実…

当事者研究 振り返り

当事者研究を1年やってみた年だった。 ◇話しをする場が足りなかったことについて 話しができる場と回数が増えた。やる前は話す場が少なすぎるという感じだった。ただまだ十分に話しができているかと振り返ると、自分の内面的な話しができる場はあるのだけれ…

12月の終活ゼミ予定です。

先月からはじめた終活ゼミワークショップ。 12月は17日(日)と23日(土)の13時〜16時で場所はちいさな学校鞍馬口です。 マイノリティと高齢者は社会においてあるべき姿として課されている「普通」にならない、できない(できなくなる)という地平において…