降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

今井純

状態と型

自我の確立、「人格」の成熟といったことが目指すべきところであり、そこに足りない自分の自我を自分で切磋琢磨していくのが人間の在り方なのか。「日本人」は自我の確立が足らないから、もっと確立しなければ、なのか。 中動態の話しとか、身体教育研究所の…

2016年10月活動報告

活動報告をすることにしました。 対話の場をつくりたいと思い、ここ数ヶ月は、ドーナッツラボという名前で対話の場をやっていた赤阪さん夫妻を招いたり、哲学カフェをやってみたりして、やりたい場を確かめる試行を有志とともに本町エスコーラでおこなってき…

インプロ集中ワークショップ4日目

インプロ集中ワークショップ4日目。 1日目は書いてなかったので、1日目のも含める。今井純さんは、友人の平野くんが紹介してくれた『自由になるのは大変なのだ』の著者でインプロの指導者。僕はこの本を読んで、今までに知っていたカウンセリングとか、グル…

きくということ 傾聴ではなく

大学で臨床心理の学科に入ったので、きく(聞く・聴く)ということの重要性は繰り返しきいてきた。カウンセリングの場面や極度に追い詰められた状況において傾聴するということは重要なのだと思う。だが、職業とか役割をとったところ、日々の場で「きく」と…

即興とクリシュナムルティ

即興をやっている人の感覚を聞いているとクリシュナムルティの言っていることと近いように感じる。 ーーーーー【ロクディムりょーちんの「僕が即興芝居で、こだわること。大事にしていること。」#1】即興をやっていて、即興のトレーニングをやってきて良かっ…

健康診断

40歳から市が健康診断を提供するらしい。 40歳をこえると何やかやと病気を抱えやすくなるし、早期に何かわかるなら後々になって余計に苦しむことがないのかもしれない。 しかし受けようという気にならない。受けることをイメージすると、しんどくむなしい感…

フロイトの実験 「逸らす」という自我機能

フロイトの催眠術を使った実験で、催眠術にかかった被験者が指示された行動を実行する際に、成り行き上フロイトの指示を軽微に破らなければいけないように状況を設定するというものがあったと思う。意地の悪い実験だけれど、興味深い結果が出た。 被験者に、…

自信と信頼の違い インプロワークショップを終えて

今井純さんの4日間のインプロワークショップ終了。変化はおきるものであり、何もおきないのは変化を自分がとどめているからだ、という言葉が心に残る。 変化を自意識でおこすと考えると人は途端に重圧にさらされ、それに負けてしまう。そして重圧に負けない…

インプロワークショップ3日目

後天的に獲得されるものとしての心は、積み重ねられたプログラムのようなものだと思う。 それらのほとんどは無意識で作動するようになっている。ささいな一つの状況に対しても、少なくない数の無意識的プログラムが働くので、意識で把握することが難しい。 …