降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

2016-01-01から1年間の記事一覧

なやカフェへ

久しぶりになやカフェへ。 不思議な時間がながれる【なやカフェ】 - NAVER まとめ 明日明後日もやっているみたいだけれど、僕が行けるタイミングは今日だけだった。なやカフェは入ると空間の質が外の世界と違って、時間が止まっているように感じる。店内には…

死んだように生きている

誠光社で、砂連尾さんと西川勝さんのトーク。 www.seikosha-books.com 楽天堂のむうさんとも久しぶりにお会いする。対話の場を作られようとして、なかなか難しかったとのこと。アズワンの話しを紹介する。 砂連尾さんのお話し、自分は幹のようにあって、枝葉…

11月活動報告

10月からはじめて2回目の活動報告です。 5日 大村はまさんの教え子の苅谷夏子さんお話し会。はまさんの普段のふるまい、何かに対する対応や反応の話しが時々出る。 個人的にはそこが一番考えられて面白かったかもしれない。何をどのようにとらえ、どう対す…

報告 11/14 哲学カフェ 自立について第2弾

<11/14 ちいさなおはなし会(哲学カフェ)@本町エスコーラ>先日10日に続いて、もう一回「自立」をテーマにやってみました。「観察するための対話」をやりたいという思いで、ちいさな学校や本町エスコーラでここ何ヶ月か試行を続けてきました。 昨日は「…

シェルターとしての文化 王国をつくった先住少数民族の事例から

知り合いがFBでシェアしていたリンクをみて。 natgeo.nikkeibp.co.jp 生存環境の変化に対して文化のかたちを変える。あらためて文化とは何だろうかと考えた。自然環境、社会環境に対して自律性をもつということかと思う。それによって、誰かが決めたルールが…

報告 11/10 哲学カフェ「自立とは」

哲学カフェ、自立って何だろうということをテーマにやってみました。 聞いた知識ではなく、自分の体験、自分のリアリティに焦点をあてていく。経済的自立、精神的自立、色々使われるけれど、自立とは一体何なのか。 色々と意見が出てくる。 お金を使わなけれ…

ワーク・イン・プログレス 発酵エネルギーを使う場

学びにとって、どのような場が適しているのか? 自給農法の考案者の糸川勉さんの肥料に対する考え方は、「常識」とはちょっと違ったものだった。 糸川さんは、枯れたりごく小さい雑草と土をチャーハンのようにまぜ、作物に寄せて肥料にするということをする…

センテンスのライブに

センテンスのライブのお誘いをうけてネガポジに。 センテンスは二人のユニットで、僕と同じ畑で野菜をつくっている。 センテンスのブログ 最初の曲の歌詞でありきたりのダンスでいく、みたいなのがあっていいなと思った。メロディが面白いところがあって、あ…

2016年10月活動報告

活動報告をすることにしました。 対話の場をつくりたいと思い、ここ数ヶ月は、ドーナッツラボという名前で対話の場をやっていた赤阪さん夫妻を招いたり、哲学カフェをやってみたりして、やりたい場を確かめる試行を有志とともに本町エスコーラでおこなってき…

死としての学び

人はどのように変わりうるのか。自分はどのように変わりうるのか。 それをずっと考えてきた。20歳前とか、最初は変わることは「成長」することだととらえていた。だがあるべき方向性があるみたいな前提を含むのでその言葉を使うのはやめた。あるべき方向性を…

自律空間としての文化 「自由意志」はどこにあるのか

昨日は本町エスコーラで山口純さんによる、バンクーバーで行われたplacemaking weekという場所づくりに関わる様々な立場の方が研究を発表したり街中でユニークな企画を行う10日間の催しの参加報告を聞きにいく。以前も一回されていたのだけれど、用事があ…

精神のエサ場 Morning Zine Circleにいってきた

カフェパランのモーニングジンサークルに参加。ジンはZine。magazineのzine。流通などを通さない自主制作の冊子。 http://rakuhoku-kyoto.tumblr.com/post/151729718477/カフェパラン rakuhoku-kyoto.tumblr.com ジンを出すのは20代、30代が多いというこ…

死んでいること

からだとことばのレッスン、二泊三日の合宿に参加する。 10/8-9三浦海岸WS合宿 - ningen-engeki ページ! 竹内レッスンは、竹内敏晴本人も書籍等で言及しなかったけれど、野口体操をベースといっていいほど取り入れたうえで出来ているものだったらしい。色…

唐芋通信第9号

「書きたいことは、野口さんのことだけだ。」とは、ぼくの声。さいきん、声にすることも躊躇わなくなった。だって、そうなのだ。野口さんのこと以外は、というか、野口さんの以外がないのだ。どうしたって、野口さんなのだ。 西陣の古書店カライモブックスさ…

変化と自意識の関与 楽器が弾けるようになるということ

作曲家の野村誠さんや京都新聞の岡本晃明さんたちが東日本震災を受けて避難してきた人の情報共有の意味も含めて京都ではじまったインフォーマルな食事会、続いている。昨日は野村さんの誕生日の前日ということもあり、サプライズの小さなお祝いも用意されて…

『屍鬼』読み終わる 生の呪いと更新作用の相克

文庫版、残りの4巻と5巻が図書館にきた。 最近友人と話したとき、僕は人間は生命を生まなくて、生命が生命を生むと考えると言った。生むというのもおかしいかもしれないが、生命は、働きであって、生きたり死んだりするものではないだろうと思っていて、それ…

凝縮されたリアリティ

東山区の本町エスコーラで実験的な対話の場を重ねさせてもらっている。 今回は、ドーナッツ・ラボという名前で対話の場を作られていた赤阪さん夫妻にも声をかけさせてもらった。 対話とはいったい何なのか。そこで何がおこるのか。それを体験してきたお二人…

からだとことばのレッスン2回目

竹内レッスンと野口体操があわさった「からだとことばのレッスン」2回目の参加。首の後ろとか、後頭部とか、頭頂とか、それぞれの部位を共鳴させて声を出してみる。声を出すのはとても力がいってしんどい、という感覚を持っていたけれど、共鳴を使うと力は…

死にきれないもの

この前参加した竹内レッスンの講師の瀬戸嶋充さんから紹介された『屍鬼』をかりようと図書館に予約。5巻あるうちの3巻だけが先に届いた。もう少し待つ。『屍鬼』は吸血鬼が出てくる話しなので死にきれなさについてどんな表現がされているのか興味がある。 …

STAGEを読む

STAGEを読む。 特別寄稿をふくめると11人の人が文章を書いている。 こうしたい、というイメージがあり、一人ひとりにかけあい、関わりのなかで現実化された濃さみたいなものを感じる。 出版後のSTAGEに関わる話しを聞いていても、本の存在は薄まっていく感じ…

9/28出版 「幸せをはこぶ会社 おふくろさん弁当:本当にあった! こんな会社~規則も命令も上司も責任もない!」

9月28日に三重県鈴鹿市の「おふくろさん弁当」の本『幸せをはこぶ会社 おふくろさん弁当:本当にあった! こんな会社~規則も命令も上司も責任もない!』が出版されます。 僕も一部考察を書かせてもらっています。amazonとかで買える本に自分の書いたものが載る…

ピアの可能性

FB、1年前の記事がお知らせでくる。”回復のための演劇がつくりたい”と題してヴァイオラ・スポーリンや坂上香さんの「トークバック〜沈黙を破る女たち」から人の変化とそこに使えるものとして演劇という媒体について考えた。 kurahate22.hatenablog.com 今、…

学びとは何か サバイバルとエンパワメントの視点から

学べることは無限にあるけれど、では何を学ぶことを選ぶのか。 学ぶことは余裕のある人や、能力に恵まれた人、学ぶことが好きな人だけに関わることなのか。 僕は今まで特に学ぶという言葉に対して意識してこなかった。自分にとって火急なことがあり、自分が…

アズワン・コミュニティ 「自分を知るためのコース」に出る

鈴鹿で6泊7日の合宿。「自分を知るためのコース」というのに出る。コースは8種ぐらいあって、他は「人をきくためのコース」とか「内観コース」とか色々ある。鈴鹿でおこっている人の変化のあり方に興味をもち、自分もとりあえず一通り入ってみるかと去年…

差し出すものの足りなさ ゲリラであることとエンパワメント

自給の目的は金銭的節約でもなく、サバイバルだけでもない。自給の第一義は、自分のエンパワメントだ。そこがブレると何をやっているのかわからなくなる。 僕が自給農法とその考案者の糸川勉さんに学びたかったのは、生きものの理屈。生きものの身体が持つ動…

修復的司法講演録②『被害者と加害者の対話から生まれるもの〜個人から関係へ〜』を読む

修復的司法というのはどんなものだろうと気になって冊子を取り寄せる。 みんなで作り上げたテープ起こしの文章が冊子になりました : ピアサポートネットしぶや 「司法」という言葉から、まず国の制度の話しなのかというイメージを受けていたけれど、そうでは…

投稿させてもらったSTAGE1号が出る

STAGEという雑誌に投稿させてもらった。完成した本をいただく。家で本が読みにくいので夜外に行ったが出てみるとあんまり遅くまでやっているカフェなりの場所がなく、次の日の朝に出る。ほんやら洞に行こうと思ったけれど休み。カレー&cafeアリーナというと…

孤を終わらせる動機 人間と演劇研究所「からだとことばのレッスン」に行ってきた

人間と演劇研究所の「からだとことばのレッスン」に参加。リードする瀬戸嶋充さんは、野口三千三、竹内敏晴、林竹二に師事されたということでお話しをきいてみたかった。 林竹二は僕も立命館大の長橋為介さんに教えてもらわなければ知らなかった。卒業研究み…

遊び 揺り動かし、意味から解き放つものとして

遊び。先の投稿で哲学カフェについて書いたけれど、僕は哲学書の一つも読んでいない(それがいいとも思ってないが。)。既にある体系ももちろん重要なのだけど、さらに重要なことがある。それは何かの権威よりも自分のなかにある自律性を優先させるというこ…

ギブアンドテイクが破綻するところ

経済的な効率性や合理性に回収されないものがある。必ずしも肯定的な現ればかりするものでなく、犯罪のような破滅的方向にも向かう。この力は世間一般的なギブアンドテイクに手なづけられない。そんなものではもはや割りが合わないのだ。 逆に言うならば、ギ…