当事者研究 振り返り2
当事者研究を3つの場でやっているのだが、12月は振り返り月間ということで、1年の振り返りをやってもらっている。僕はどの場でも一緒にやるので3回以上やるわけだが、無駄がないと思う。吟味すること、整理することには何も無駄がない。やったらやった分だけのことがある。
振り返りをやってしばらくたって、また気づくことがある。
◇今年で変わったこと
畑に行くとか、何か用事をしようとするとか、次の行動に移る時に移れず、グダグダと時間を潰してしまい、自分でもイライラしてくるのが今でもあるけど、3月4月とかだったらもっとその時間が長かったように思う。今は相対的に割とぱっと立って次に移れる感じがある。気分を停滞させるイライラ、滞留の作用も後に残る。いつ頃からだろうかと思うと、畑行くのにグズグズしていた抵抗が無くなっていったのは6月、7月ぐらいではないかと思う。9月とか身体教育研究所に行き始めた時に、さっと立てる感じがあると言っていたのを覚えているので、その頃にまたちょっと変わったかもしれない。
◇畑
3月4月の頃から関わり方は色々整理した。その頃はかなりやる気がなくて、どうしようかと思っていた。ひっかかりや停滞する現状をぼちぼち整理していった。整理できるところがあるとそこはすっきりする。そのすっきりさが次のことをやる余裕ややる気になる。畝立てのような単純な作業でもどうやったらよりいいのかを探るような感じで畑に関わりだした。もう一度自分の実感を使い、学び直す感じでやり始めたとき、退屈な作業というのは無くなっていったような気がする。
◇身体教育研究所の稽古
たまたまの出会いがあって、整体協会の身体教育研究所の稽古に通いはじめた。自意識のこととかマニアックなところ、自分が今まさに探究しているところで話しができる相手がいなかったが、ここではできる。最近は特に何も習い事をしていなかったが、今のところはずっとやっていけるような気がする。面白くてたまらないという感じというより、よくわからないながら、興味深いという感じ。月に2回とか3回とかのペースでもよいようだし。色々程よい。意識の切り替え方とか、ある身体状態の作りかたなどは日常に影響を与えているような気がする。稽古の時に作る意識状態はいい感じがあり、その意識状態を日常に持ち越していけないかと思う。メガネをとった状態では自分の意識状態が変わるのにも気づいたので、問題ないときはメガネをとったりし始めたのもここの影響だ。
◇掃除
住人の引っ越しがあり、まだ新しい人を募集中だが、環境に変化がある。自分のあり方をもう一度見直す機会になった。モノの整理をし直し、キッチンの掃除を今までしてなかった細かいところまでやり、今までは別の人の担当だった風呂場のカビ取りもやり始めた。今まで風呂掃除がめんどくさいので銭湯で済まそうとしたり、なるべくシャワーだけで湯船の掃除をしなくてもいいようにしていたが、今はむしろ掃除をちゃんとするために自分が風呂に入るぐらいの気持ちになっている。ここ数週間は、自室も汚れをためずに、その場で取るか、日々ちょっとした掃除をするようになっている。
◇メガネ
右目がメガネかけていてもメガネの意味ないぐらいぼんやりとしか見えないことに気づいた。重い腰をあげ、新しいメガネを買いに行った。それまでは寝る時メガネケースに入れるのも面倒臭く、放っておいたが、今はまめにメガネケースに入れている。前のメガネが相当傷だらけだったので、世界が鮮やかに見える。こういうことも日常の切り替えの役には立っているように思う。
◇最近の感じ
FBのイベントのお知らせなど、ちょっと前などほぼ一律に面白そうなのなしといった印象だった。自分の方の意識の整いもなかったのだろう。最近は、焦点を持ってこれは行くと面白いかもと思うようなものがぼちぼちあるなあと気づいてきた。整いが重要なのだと思う。何かが整っていけば、整いに応じて次のことがおこってくるようだ。