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降りていくブログ

生き残りながら回復していくために

バッファゾーンを育てる

今頃昨年を振り返りつつ。


1月〜2月は、アズワンネットワーク鈴鹿滞在。農場などで働かせてもらいながらコミュニティ内で、対話ができない状況を乗り越え、時間を経るごとに関係性の成熟がすすんでいくことを成功させた自己観察の手法を学ぶ。


鈴鹿の外から来て学びながら滞在する人は、留学生と位置付けられているが、僕は京都と鈴鹿を行ったり来たりの半留学生ということで、実験的にポジションをもらった。


他の留学生は半年とか、現地に身を浸しながら一年を通して体験的に学ぶのに比べ、僕の方は短期滞在であり、同じようにはいかない。それを補うために、滞在中コミュニティの人にインタビューを行うことにした。

 

インタビューは、日常でそんなにやりとりする場所にいない人でも話す機会を生み、関係性を少しつくれる。そして個人的な興味として、アズワン鈴鹿コミュニティで起こっていることとは何なのか、自分なりに理解したかった。

 

このインタビューがきっかけとなり、『幸せをはこぶ会社 おふくろさん弁当』の共同執筆に混ぜていただいた。個人としてamazonで買わないが、初のamazon本。個人で活動している時、自分の活動を人に知ってもらうと色々と話しが巡ってきたり、人に出会えたりする。活動の展開は、そういう関わりの中で生まれてきたので、加えていただいたことが大変ありがたい。

 

本町エスコーラの佐々木暁生さん、山口純さんがアズワンに興味を持ってくれてオープンデイに訪れたり、合宿に参加してくれたりする。鈴鹿と京都を行ったり来たりして、鈴鹿の人を京都によんでお話ししてもらったりもする。お金が出るわけでもないのに快く京都まで来てくれた鈴鹿の方々の厚意は感謝にたえない。おかげで展開の可能性を持った環境が育ってきた。

 

自分は探索し、媒介する人間だと思う。関心ある範囲は狭いが、ある場所でおこっていることが何なのか、知られていないが面白い可能性を持っているもの、そういうものを見つける。そして見つけたものを別のどこかに、反応がおこりそうなところに持っていく。媒介によって自分の活動や居場所を作っていく。

 

自給的活動のなかで重要なのは、周辺の環境を育てることだという実感を強めている。自分の中核となる活動はそれとしてやる。最低限の自力でそこを持続的にやる。すると、自分の環境と、自分と全く関係ない社会の間のバッファゾーン、境界がだんだんと生まれ育ってくる。この境界づくりが実は活動の展開を支えるものだ。新しいもの、環境を循環させるのに必要なものはここからやってくる。ここが自力では獲得に限界がある世界の多様性を程よく届けてくれる機能を果たす。