降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

学びの場めぐり 続

学びの場をめぐり、対話する試みを始めました。

 

浦河べてるの家系の当事者研究ネットワークというサイトには、スキルバンクという仕組みがあって、様々な人によって発見された自分助けのスキルが登録されていきます。

 

スキルバンクという仕組みにならい、学びの場めぐりはめぐる人がそれぞれの問いを持ってそれを確かめるというかたちで、今自分のいるところから発見したことを蓄積していければと思っています。

 

初回は演劇ユニットこのしたやみの広田ゆうみさんがファシリテーターをされている「読書会」という名の朗読劇へ。この朗読劇は広田さんご自身は出演されず、俳優ではない人たちだけで演じられています。

 

素人が演劇をすることはどのような意味を持っているのか。どこかにもうまとめられているかもしれませんが、個人的に演劇や演劇的手法が素人にとってどのような応用可能性を持っているのか、日常的なものとして取り入れられないのかをもっと知りたいので今後もここのところは継続的に探っていきたいと思っています。

 

今回の発見、素人にとってというところでは、日常で高い緊張が続くような生活にならざるを得ないときは、自分の気持ちを置いてむしろ自分でない状態をいつも演じるようなことになっていて、演劇のなかでかえって自分の気持ちのありようを確かめられたりするということ(演じることを通した自己一致の働き)、一蓮托生のような、普段もがっちり絆を持ち合う人間関係と対比すると、普段は頻繁な付き合いはなくても、その場では信頼関係があり、育てあうような関係性の面白さというところなどがありました。

 

演劇以外の学びの場もそれぞれ考えたい問いをもって行きたいと思っていますが、ボランティアの市民講座、京都自由学校の企画枠でもやる予定です。企画から一緒に考えてくれる方も引き続き募集中です。

 

note.mu