死が生を生きようとするとき

動いているもの、絶えず変化しているものがあり、その一方で相対的に変わらないもの、固定化したものがある。後者が一種の死であるとしたら、生きものが恒常性とか動的な平衡を保とうとすることは、ある種の死を目指そうとする運動であるともいえないだろうか。 速く動き続けるもの、変化し続けるものは生きものとあまりそ…