降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

教文館のナルニア国に

東京に講座受けに行った際に大学院時代の友人に会い、銀座の教文館ナルニア国という絵本フロアを教えてもらった。

 

贅沢な広さだった。テーマごとのそれぞれのコーナーには表紙が見えるように陳列された数冊の本があり、その数冊は選び抜かれている。

 

そこに置かれた以上はどれも相当のクオリティがあるのだ。並んでいるもののうち、知っているもののセレクションを見ていたらそれがわかる。

 

手にとって読み、また手にとってとしていると思った以上に長居してしまった。

 

たくさんのふしぎシリーズでは、「カワウ」がピックアップされていた。なぜカワウと思ったけれど、みたらかなり面白い。カワウがこんな面白い生態だったなんて知らなかった。カワウのあらゆる蘊蓄に精通した愛ある人が少ないページ数のなかで凝縮した内容をいれた感じ。購入した。ルグゥインの本もちょっと気になったけれど図書館にあるだろうからやめた。

 

 

絵本に関しては一時期沢山の絵本を一冊一冊チェックするみたいなことをしていた。でも今はしていない。

 

絵本にしても、普通の本にしても、マンガにしても横並びの情報として沢山あっても選べない。ある程度情報が整理され、編集されピックアップされて、情報は情報として受け取れる。だからもっぱら誰かの感性にひっかかったものを聞いてそこから選んでいる。

 

マンガでは「ヨコハマ買い出し紀行」や「無限の住人」、「進撃の巨人」、「東京喰種」、「不思議な少年」、「花男」などがそうだ。

 

絵本に関しては、教えてもらったものより自分で見つけて気に入っているものほうが多いが、「こんとあき」や「うさぎのしま」などは人に教えてもらったもの。

 

人はそれぞれ自分の好きなところにおいては情報を凝縮していると思う。それを自然に聞ける環境を整えられたら豊かだなと思う。