降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

京北自給農まつり 喫茶文九 ヨコハマ買い出し紀行

昨日は、京北の自給農まつりへ。

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自給的な暮らしをしている人が集まって、チェーンソーのワークショップやら石けんづくり、鹿の解体など濃い時間だったようだが、僕は最終日の夕方に行ったので、ライブをきいたぐらいで終わった。

 

そのまま電気水道ガスをひかず自給生活をされている糸川さんのお宅にとめてもらい、今日は部屋のドアをつける作業をお手伝いさせてもらう。大工仕事も面白いよという糸川さんだが、それでも一人でやると作業が何かと大変で、僕のようなものでも役立てる場面があるのは嬉しい。

 

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雨がずっと降っていた日だった。家はさしあたりは屋根があって雨が防げればいいと糸川さんが言う。冬の雨にあたってそのままで過ごすなんて辛くて惨めさが募るなと思う。文化は、自然状態でほっとかれた時に陥ってしまう人のどうしようもない惨めさ、痛みを救うためにあるのだと思っている。

 

 

夕ご飯もごちそうになり、バス停まで送ってもらい、20時ぐらいに二条駅前に着くも、そのまま直で帰るのがつまらなさすぎてやってられず、烏丸丸太町まで歩いて、そこから地下鉄に乗り、まだ行っていなかった喫茶文九へ行く事にした。珈琲はあまり飲めないし、ご飯も食べていたので、頼めるものがあるかと思ったけれど、ホットミルクとチョコがあった。

 

 

そこにいた山崎さんに「カフェに来てるのにミルク?」と言われる。広い机で相席で3人。もう一人の方は三条のカフェみずいろの人で今度の二月にアフタヌーンで自分のマンガを掲載されるらしい。

 

 

山崎さんがマンガに詳しいのでジャンプが今方向性を失っているという話しから、色々展開していく。島耕作スラムダンクブラックジャック火の鳥アドルフに告ぐ高野文子の棒がいっぽん、萩尾望都など。僕は全14巻で人に貸す用もふくめ2セットもっているヨコハマ買い出し紀行を推す。あと虫籠のカガステル、イムリにペット、アイアムアヒーローとか。言えなかったが、きりひと讃歌とか、バオー来訪者も今もみれる作品だと思う。松本大洋はzeroとか。僕はピンポイントの作品しか読んでなくて、見渡しがきかない。大抵いいのは友達に教えてもらう。

 

 

しかし並々ならぬそのヨコハマへの肩入れぶりが2人にはおかしかったようで、次回みんながヨコハマを読んだころにここで会おう、ヨコハマは課題図書、みたいに言われた。そこでは言わなかったが、どこかに用事で行ったときは、近くのブックオフに寄って、100円でヨコハマが売られていたら買って揃えていくという、ヨコハマ買い出し紀行の買い出し紀行をやっている。

 

ヨコハマはちょっぴり切ない感じもあるただの癒し系、不思議系、ほのぼの系のマンガか、と思われるかもしれない。だけれど、「世界の終わり」「ロボット」「自意識とは何か」「他者としての自然」「自然との距離」「人間が主役から降りること」など、今の自分の考えの基盤となるものはヨコハマから得ている。

 

ヨコハマ買い出し紀行 1 新装版 (アフタヌーンKC)

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お題「黄昏」