降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

インプロライブを観に行った

トランク企画のマンスリーインプロライブへ。3人の俳優とアコーディオンの方が1人で、観客からテーマや台詞をもらったりしながら、幾つものパターンで即興がされる。

 

観客にあらかじめ書いてもらった、男と女がそれぞれよくいいそうな台詞を演じているときに時々箱からとり、全く脈絡ない台詞でもなんでも、とにかく場面にいれて言わなければならないという縛りでやるものが面白かった。それまで流れていた物語が破綻するのが楽しい。

 

その無理やりさとか、破綻があってもそれを受けて物語を展開させるところは、観ているほうにも自由をくれる。前半と後半の間の休憩中に話しかけてもらったときに、明日のワークショップにも参加することを伝える。スポーリンの話しもちょっとできた。

 

ちょっと面白いなと思ったのは、自分が書いた台詞を受けて舞台で演技をやってもらうというのは語り手の語りを受けて舞台の役者が即興するプレイバックシアター的だなと思った。一言だけの短い台詞であっても何がしかの思いがこめられたものを演じてもらうというのは嬉しい。これも弔いの一種だなと思った。

 

僕がやりたいのは、即興の要素、演じるという要素を遊びにして、ずっと遊ぶことかなと思う。ゲームか、朗読劇か、即興演劇か、媒体の設定によって、揺り動かされる深さや安全度も違う。安全度は信頼関係のもとで、どれだけ安定して失敗に耐えられるか、あるいは自分が表現することによる揺り動かしに耐えれるかということなんだろうかなと思っている。

 

面白いというのは、適度だということでもあると思う。だから媒体のバリエーション、グラデーションが準備できればいいと思う。それぞれが適度なグラデーションで満足するまでやる。満足したらもう少し挑戦的に違うことをやりたくなるのではと思う。それを定期的にずっとやってたら、かなり日常や慣習や過去の記憶の詰まりはとっていけるんじゃないかと思っているのだけど。やってる同士で信頼関係も育つことも、生きていくにあたって重要な意味をもっていると思う。

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