降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「当事者研究」批判と自分が「当事者研究の会」をしていたことについて

4年前から2年間ほど「当事者研究」の会を主催していました。今回その時に参加していたメンバーからその責任と自分の言動について指摘を受けました。当時、べてるの家や「当事者研究」についてはその価値を多くの人に知ってもらいたいと思っており、ブログ…

カッコウと人間 存在としての加害性と簒奪性

先日の投稿でフェミニズムの歴史で繰り返されていたマジョリティによる運動の簒奪と「当事者研究」の問題点および今後おこりうるだろう展開を重ねた。 運動を多数派側や力を持つ側のものに変質させていくことは、もちろん意図的なものもあるだろうが、全く無…

ベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの』 フェミニズムの歴史に感じる「当事者研究」の既視感

ベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの』。1、2章あたりからもう既視感にみちている。現社会環境のシステムそのものが変わらなければならないとするマイノリティのラディカルな立場は、部分的な改良で良しとする白人中産階級などマイノリティ内マジ…

「時間」について 整体の稽古と2/13トークイベント「コロナ禍を歩く」から 

整体の稽古とトークイベント「コロナ禍で歩く」から「時間」について考える。 peraichi.com 野口整体では息というときにさすものは単に肺呼吸のことではなくて、いわば体にいきわたる「時間」の流れのことであるようにも受けとれた。 冷たい水をわざとちびち…