降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャンル難民発表会 発表原稿 生きることの当事者研究

<プレ発表で以前に投稿したものに加筆したものです。> →3/2再度編集しなおしました。 ◇なぜ「生きることの当事者研究」か? 生の主体性の取り戻しと「苦労の社会化」が環境を新生させる 当事者研究は、社会福祉法人浦河べてるの家からはじまったもので、専…

2回目のプリズン・サークル 機械と震え

京都シネマでの最終日。 prison-circle.com 平日の4時開始だったけれど、受付近くではこのために半休をとって来たというような話しをしている声も聞こえた。 2回目のプリズン・サークルは体感としてはあれよあれよと進んだ。あれ、もうこのシーン、このセリ…

閉じた監獄を破綻させていくために

実際のところは知らないけれど、SNSなどで日系のホテル・ニューオータニではなく外資系のANAホテルが自律性を保てたという指摘が興味深かった。日系だと現秩序が全てになっているわけだけれど、圧力がかかったとしても外資系だと政権が沈むのに自分も付き合…

プリズン・サークル 忘れられた楔(くさび)

友人たちと「プリズン・サークル」を観てきました。島根にある官民共同の刑務所で行われているTC(回復共同体)の取り組み。感情を乖離させ生き延びてきた受刑者が自分を、そして他者を、痛みを感じる人間として取り戻していく様子が描かれていました。 映画…

直接性と感覚(主観)が奪われる社会から逸脱していくために

縁あって資本論のゆるい読書会へ。境毅さんに難しいところなどはサポートしていただいてみんなで一段落ずつ声を出して読んで、わからないところを話していく。 自分なりにとても印象に残ったのは、資本家は自然と(搾取的だけど。)関わることができる(自然…

2/2 南区DIY読書会 プレ発表:生きることの当事者研究 原稿

◇なぜ「生きることの当事者研究」か? 「苦労の社会化」が環境を新生させる 当事者研究は、べてるの家からはじまったもので、専門家に解決を委ねていた自分の「苦労」の仕組みを自分自身で「研究」し、それを周りにシェアするものです。そこでは個人のものと…

やりとりの一部から 応答について

最近は、人間は良くも悪くも応答的存在でしかありえないなと感じています。 フランクルは、人生に意味を問うのではなく、自分が人生に問われていることに答えなければならないというようなことをいったそうですが、降りていくブログは生きるなかで僕と同じ問…