降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

<ジャンル難民学会(仮)組織形態のイメージ>

ジャンル難民学会(仮)の組織のイメージをしてみました。 とりあえず、本部的なもの、それと話しの場の研究会、そして各地の連絡会(発表の場)の3つと、連絡会のかたちのバリエーションなど。 <ジャンル難民学会(仮)組織形態のイメージ> 1、本部的な…

ジャンル難民学会(仮)の活動を展開させるにあたって

思わぬ流れから、ジャンル難民学会(私の探究・研究相談室)を一般社団法人化しないかという提案をいただきました。 最終的に一般社団法人化するかどうかはひとまずおいて、この機会に去年から半年間、こじんまりやってきた活動をもう展開させてみようと思っ…

「時間」のワークショップ@カフェコモンズのレジメ

大阪府高槻市富田町にあるカフェコモンズで「時間」のワークショップをさせていただきました。その際発表したレジメを転載します。 6/21 「時間」のワークショップ ◆はじめに 時間と「時間」 自分の時間が止まってしまったという感覚を持ったことがあるでし…

どこにもいかない

人間の変化と回復について考えてきた。どうやって回復していけるのか。 しかし、一つ前の記事を書いてみて、自分が今知りたいのは回復のあり方ではなさそうだなという感じがしてきた。 実際にどう回復するか、どう変化しうるかよりも、自分は納得するという…

プロセス そして傷を引き受けること

当事者兼研究者や当事者兼支援者のトークイベントへ。 変化していく身体に必要なのは海水と淡水がいり混じる汽水域のような場所ではないかと思う。完全に安全な場所は、同時にその人に弾みをつける何かもまた犠牲にしている。かといって戦場のようなこの社会…

6/18 南区DIY研究室読書会発表原稿 奥野克己『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』第13章

次回DIY読書会は7月2日(火)19:45〜、ちいさな学校鞍馬口です。 奥野克己 『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』 概要:ボルネオの狩猟採集民プナン(西プナン)はマレーシア・サラクワ州政府に属し、自動車などの近…

「この会話を通して、自分も刑務官も心理士もみんなが人間になった」 「責任」から応答へ

ジャンル難民学会発表会、先のイタリアの精神病院の解放や入管法の発表は吉本草蔵さんのものでした。 kurahate22.hatenablog.com 吉本さんの発表は、発表が終わっても日に日にしみこんでくる内容でした。イタリアや入管の話しに加えて、矢原隆行さんの書かれ…

【報告】ジャンル難民学会発表会終了

第一回ジャンル難民学会発表会終わりました。7人の方の発表がありました。 フィールドワークをもとにした巨椋池についての発表、マルクスの価値形態論やお金についてのQ&A、対話とソーシャルネットワーク、路上ギャラリーの活動、ライブ当事者研究など様々…

【報告】ジャンル難民学会発表会1日目

ジャンル難民学会発表会の1日目が終わりました。 今は無くなった巨椋池のフィールドワークの発表、境毅さんの「お金」に関するQ&A、僕の人間の変化についての発表、そしてまた今日の午後の発表は、「対話とソーシャルネットワーク」や「揺らぎ」の発表があ…

「迷惑」への応答とは、世界への責任を取り戻すこと

川崎の事件への世間の反応を受けた奥田知志さんのフェイスブック投稿が700シェアになったとのこと。 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2256821517730593&id=100002083010255 「迷惑をかけない」という一見道徳のようにもみえることが、実は単な…

力の理屈 なぜ革新的なことや実践的なことが発見されても消えていくのか

いつも稽古に通わせてもらっている身体教育研究所の角南和宏さんが在野研究者の山本義隆さんの著書『磁力と重力の発見』について、ブログに書かれている。 dohokids.blogspot.com 磁力と重力の発見〈1〉古代・中世 作者: 山本義隆 出版社/メーカー: みすず書…

バイオハザード6 エイダ・ウォンのドッペルゲンガー、カーラ・ラダメスを考察する

3ヶ月前ほどに記事を書いたけれど、まだバイオハザード6が気になっている。 エイダ・ウォンのドッペルゲンガーであるカーラ・ラダメスとは何だったのか。もうちょっと追っていきたい。 www.youtube.com ドッペルゲンガーでない、オリジナルのエイダ・ウォ…

6/1南区DIY読書会発表原稿 奥野克己『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』12章

◆概要 ボルネオの狩猟採集民プナン(西プナン)はマレーシア・サラクワ州政府に属し、自動車などの近代的な道具に触れながらも、狩猟採集をベースとした自分たちの文化を維持していた。彼らの子どもは学校も行きたくなければ行かない。結婚はパートナーがい…

灰谷健次郎『林先生に伝えたいこと』

等持院の整体の稽古の帰りに寄ったリサイクルショップで売られていた林竹二本。 整体の稽古の帰りにリサイクルショップへ寄ると灰谷健二郎が亡くなった後の林竹二に向けて書いた本『林先生に伝えたいこと』があり、購入。表紙裏には七条サナトリウム病院長の…

『ノンちゃん雲に乗る』をもう少し

『ノンちゃん雲に乗る』で、雲の世界は死者たちの世界として描かれていると思った。この世界で望んでいたことを実現する世界が雲の世界のようだった。 kurahate22.hatenablog.com そういえば、荒井由実の「ひこうき雲」も子どもの魂が空にのぼっていくという…