2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
Dead & Buried(死と埋葬:邦題はゾンゲリア)というゾンビ映画。ある村の住人は全員がゾンビで、村に近づいた人間を惨殺し、ゾンビにして村人にする。現代の寓話だ。ゾンビがゾンビをつくっていく。 ゾンゲリア [Blu-ray] 出版社/メーカー: ハピネット・ピ…
里見実『パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む』 遠い外国のことではなく、身の回りの社会にそのまま当てはまるようだ。旧支配層が温存された戦後の日本、男尊女卑、セクハラ、ネット右翼の思考パターン、ワタミ的経営者たち、歪んだ体制ではなく、声…
腐敗はどこからとめることができるだろうか?もちろん足元からだということになると思う。 www.buzzfeed.com 対話がおこりうる環境を作っていく。 人の話しを聞くということがどういうことなのか、一般には理解がないので、どこへ行っても話しの勢いの強い人…
ある言葉を確かめていくと、その言葉に関わっているあれとこれの動きが関わり、これとそれの動きが関わるということがおきてくる。そこに一つの自律的な体系がある。地下茎を切らずに手繰っていくように引き出していくと、現れてくる。 「対話」ははじめは話…
里見実『「非抑圧者の教育学」を読む』のなかで、里見がフレイレを批判している場面がある。フレイレがたびたび動物と人間の対比をしながら人間というものの価値を見出すところだ。 パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む 作者: 里見実 出版社/メーカ…
対話、学び、出会い。 これらの言葉は共通する要素を持っている。これらは自分の認識が更新される事態に関わる言葉だ。だがそれぞれに含まれているニュアンスはやや異なる。何が異なるのか。 対話は、更新に至る過程、あるいは更新にいたるためのやりとりの…
有権者が直接議員になってほしいと求めたわけでもない比例当選の衆議院議員杉田水脈氏。議員になる前からこの人の思想と発言傾向は知られていたのに、自民党があえてわざわざこの人を選ぶことの意味。差別、ヘイト、暴言、不祥事で世間を溢れさせれば人はい…
政権がどんなに腐敗しても、それを支持する4割弱の人がいるという。選挙にいき、自民党に投票する人が1700万人いれば国の運営や体制はこのまま続いていくのだろうか。4割支持のうちのそのまた半分の人が投票に行って。 約5000万人の選挙に行かない人がいた…
社会的共通資本 (岩波新書) 作者: 宇沢弘文 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2000/11/20 メディア: 新書 購入: 6人 クリック: 57回 この商品を含むブログ (69件) を見る 社会的共通資本のお話しを聞きにいく。宇沢弘文さんという経済学者の方が提起したも…
里見実さんが難解と言われるパウロ・フレイレの「被抑圧者の教育学」を解説してくれる本。序章からしてよかったので一部を転載。 対話とはおしゃべりではなく、自分が投げ込まれたこの世界について話しあうことなど、本質が掴まれている。僕は問題を個人の心…
地域について、哲学対話について、対話する場へ。 ある程度物理的な広がりをもつ対象を想定するとき、対話という言葉を狭い意味での具体的な話しの場のこととしてだけとらえるのではなく、広い意味にとらえることが必要だと思っている。 広い意味において、…
日常と非日常をテーマに旅をしながら考える哲学ツーリズムに参加。 場所は滋賀県の沖島というところだった。琵琶湖に浮かんでいる島。 moori.musyozoku.com バスで港まで行こうとするが、先日の大雨の土砂崩れの影響で行くバスがなくなっている。タクシーで…
開かれゆく対話の文化祭ミーティング。対話という言い方自体が高いハードルになっているのではないかという声がでる。 確かに一般の人に「対話に関心がありますか?」と訊いて、「はい、あります。」と直ちに答えてくれるような感じはしない。対話は日常語で…
8月4日、5日のイベントです。 開かれゆく対話の文化祭 関わるそれぞれの人がアイデアや自分の知っていることや関わりを持ち寄って企画しています。僕は修復的司法という対話の手法に関心があったので、その紹介をしてくださる方をお呼びしました。 対話す…