降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

奥田知志『もう、ひとりにさせない わが父の家にすみか多し』

1月に同志社大学であったバザールカフェ企画の催しで奥田知志さんのプレゼンをきいて、東京に2泊3日で講座を受講してきてた。 西陣の古書店カライモブックスさんでほうじ茶を買った時に、奥田さんの本があると紹介された。その本が『もう、ひとりにさせな…

伴走型支援士講座の報告会

伴走型支援士講座の報告会。伴走型支援は福祉の考え方としては新しいのかもしれないけれど、メディアに現れないような小さな単位ではそこここでまさに伴走型の活動はされてきているとあらためて思った。 宇治のNPO働きたいおんなたちのネットワークさんなど…

疎外に設置する石敢当

自意識でやらねばならないとなっていればなっているほど、追い詰められ、結果現実的な動きが出来なくなっていく。ちいさなことに目を向けそこを整えようとするかわりに、一気に状況を変えられるようなことに目を奪われ一攫千金の博打に出て元手のエネルギー…

自分の在り方に終わりを告げるとき

実家の引っ越しのために少し帰省した。 同居の叔父叔母との問題で、父母は祖父が買った家に建て増しした自分の家から借家へと移動した。 友人がいたり、一見変わらない暮らしのように見えても、日々のなかで様々な関係性のグラデーションをもつ人たちと接点…

教文館のナルニア国に

東京に講座受けに行った際に大学院時代の友人に会い、銀座の教文館のナルニア国という絵本フロアを教えてもらった。 贅沢な広さだった。テーマごとのそれぞれのコーナーには表紙が見えるように陳列された数冊の本があり、その数冊は選び抜かれている。 そこ…

遊びとしての学び 移動としての遊び

学びについてもう少し。 先の投稿で学びとは外していくことだというところにきた。 kurahate22.hatenablog.com 獲得にみえること、獲得と考えられることも、前の固定的状態から「外れた」「外した」とみなすことができるだろう。『学ぶ力』の工藤直子の話し…

学びの場めぐり 続

学びの場をめぐり、対話する試みを始めました。 浦河べてるの家系の当事者研究ネットワークというサイトには、スキルバンクという仕組みがあって、様々な人によって発見された自分助けのスキルが登録されていきます。 スキルバンクという仕組みにならい、学…

『学ぶ力』河合隼雄 工藤直子 佐伯胖 森毅 工藤左千夫著 

工藤左千夫が気になって図書館の蔵書検索をしてあった一冊。 工藤直子とか佐伯さんとか、興味ある人が並んでいたので予約した。 学ぶ力 作者: 河合隼雄,佐伯胖,森毅,工藤左千夫,工藤直子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2004/07/21 メディア: 単行本 ク…

本の作成過程2 回復と学びの区別

使っている言葉をあらためて整理する。 学びと回復はどう違うのか、とか自分でもパッと分けれなかったので。 回復とは、一つには自身、他者、世界の受容の過程と考える。たくさんの条件を備えてようやく自身を受け入れられる状態からだんだんにその条件を必…

心のなかの箱庭

箱庭療法で人形とか家とか色んなおもちゃを箱の砂の上に配置していくとき、置いていくそのおもちゃには自分の心の世界のなかのそれに対応するリアリティが喚起されている。 自分自身として箱の中におくおもちゃを選ぶ時も、人型のおもちゃを選ぶ人もあれば、…

本の作成過程1

これまで考えてきたことをまとめようと思う。 大きく章立てし、それを細分化していくかたちにして、それでできたものを人に見せて基本的な意味が通じるか確認しつつやってみようかと思う。 自分の経緯と考えを連動させながら書く。章立ては問いのように書い…

家族模様替えプロジェクトvol.2へ

ダンサーの砂連尾理さんと佐久間新さんのご両親が来られる場に参加。野村さんも今回から参加される。家を一定程度に社会に開くのが住み開きならこの取り組みは、親開き?になるのだろうか。 参加者それぞれの父母や祖父母の話しもでる。ここでは言わなかった…

NPOそーねの当事者研究へ

NPOそーねさんの当事者研究へ。 スタッフあわせて15人強の場で、自分たちの少人数制との規模感の違いがまず印象的。人数が多いと、ある困りごとに対して別の人が近い経験をしていたり、それへの対処をある程度工夫していることがあり、それがシェアされる。 …

移行状態としての生

腸内細菌の二割が良い方に傾けば七割の日和見菌も良い方に働きだすし、悪い方が二割に近づいていけば日和見菌もそれにならうという話しなど、菌の話しは面白い。 性善説とか性悪説とか自己利益か他者貢献かとかいう受け取り方は可変的な移行状態を無視してい…

傷つけること傷つけられること

伴走型支援士認定講座2日目。 子どもが刑務所の母と和解する話があった。小学校入学式の時、上履きをもたすのを忘れて子どもはとても辛かった。そのことを10年たってもずっと母親に言えずにいた。 手紙を用意してそのことを書き、母親と面会して、それでも言…

手塚貴晴さん講演 伴走型支援士認定講座

東京に来て民間資格の認定講座を受けている。 そのなかで昨日は、建築家の手塚貴晴さんの講演があった。 建築家の手塚さんの講演。手塚さんの作るものは、人を「そそる」。そこでつい何かをやりたくなってしまう。 人のうちにあるもの、しかし既存の環境がそ…

スナフキン

スナフキンの名言集、前に一度見たけれど久しぶりに見てみた。 matome.naver.jp 所有することについて。 何でも自分のものにして持って帰ろうとすると難しいものなんだよ。ぼくは見るだけにしてるんだ。そして立ち去るときにはそれを頭の中へしまっておくの…