降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

道中のデザイン 『モモ』と『漢方水先案内』

「なあ、モモ」と彼はたとえばこんな風にはじめます。 「とっても長い道路を受け持つことがよくあるんだ。おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。」 彼はしばらく口をつぐんで、じっとまえのほうを見ていますが、やがてまたつ…

ピンボール台としての心

加藤わこさんと月1でやっている催し<たそがれトークバック>、今回は若いころの写真をもってきて語るというもの。 世代というのはグラデーション的なところもあるのかもしれないけれど、割と一つ一つがはっきり分離している層の重なりのように感じる。感覚…

ピンボール台としての心

加藤わこさんと月1でやっている催し<たそがれトークバック>、今回は若いころの写真をもってきて語るというもの。 世代というのはグラデーション的なところもあるのかもしれないけれど、割と一つ一つがはっきり分離している層の重なりのように感じる。感覚…

最近

ユルい井戸コアラ鳩詣というブログで言及いただきました。 自分のプロフィールとか、登録していたグループとかまるで忘れていたのでああ、そうだったのかとか、この時点でこうまとめていたのかとか思った。 「背負わされる人びと」のこと - ユルい井戸コアラ…

過去に属するものとしての正しさ

まわしよみ新聞の考案者の陸奥賢さんがフェイスブックの投稿で、人間の二足歩行は実は失敗として生まれていて、 しかしその失敗のおかげで逆に少ないエネルギー消費で移動が可能になったという事例を出されていた。 何かに対して「正しい」ことというのは一…

循環をつくる

5月の岐阜読書会での発表の仕方について、主催者のしばやまさんとお話しする。僕は職業としてやってないので縛りが少なく、自分のなかですすめたいプロセスをすすめることを催しでやる。あるいは催しにする。 そこから生活費は得れないけれど、お金を得て何…

アシモフ「お気に召すことうけあい」より ロボットとしての憧れ 

以前住んでいたシェアハウスの住人にアシモフの『ロボットの時代』を貸してもらった。 ロボットの時代 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF) 作者: アイザック・アシモフ,小尾芙佐 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2004/08/06 メディア…

人が人になるとき

イギリスの党首会談の記事をみる。 SNPの二コラ・スタージョン http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymik…/20150409-00044664/ 生きものである人が動くとき、そこには生きものとしての切実さがあると思う。 取り繕いはするかもしれないけれど、切実さがなけ…

ブログに何を書いたか

ブログを始めたのが去年の9月23日だったようなので、半年ちょっと書いてきたことになる。 最初のほうは毎日書いていたが、最近はぼちぼち。特に更新間隔にこだわりはなくなった。 同じことを繰り返し書いている。そういうことばっかり考えている。発達障…

岐阜読書会の発表原稿の「はじめに」 水道管のようなもの

岐阜の読書会での発表原稿の「はじめに」の部分を転載します。 発表内容は、去年行った岐阜芸術フォーラムの発表の修正版をもとにしつつ、ヴィゴツキーの発達の最近接領域や、三重のアズワン・コミュニティの体験などを少し加えようと思っています。 このテ…

自分に必要な贅沢を与えること 自由の自給自足

三重のアズワンに行く前はちょうどよく調子悪くなっていて、食べるものも刺激の強いものとか、甘いものとかをたくさんとらないと時間が持たない感じになっていた。 <a href="http://kurahate22.hatenablog.com/entry/2015/03/26/225840" data-mce…