降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

【催しもの】11月17日(日)大地の再生と自給農法玉ねぎ定植のワークショップ

叡山電鉄京都精華大前から歩いて7分の畑で大地の再生と自給農法のワークショップをやります。

 

昨年はこの畑を畑として使っていくために、シカとイノシシ除けの柵づくりとイグサとセイタカアワダチソウだらけになっているところに初めて畝を立てて、玉ねぎを植えました。

 

去年の玉ねぎはどうなったか? また現地で見ていただきます。

 

この畑の取り組みのテーマは、防災を媒介にした出会いと学びです。防災というと、準備や用意することが沢山あって面倒くさい、考えたくないと思われるかもしれませんが、去年、今年の台風や地震の被害を踏まえると、防災は全ての人にとって今や取り組むことを避けられないものになっています。

 

しかし、全ての人が関わる必然があるということは、防災をきっかけに普段はやりとりのない様々な人が出会い、交流も派生する機会でもあります。

 

むしろ、後者の側面を積極的に逆手にとって、防災を出会いと交流の場とし、被災時以外の日常生活もより豊かになりうる学びの場とすることもできるかと思います。

 

台風の避難時にできた台風カフェ、集合住宅で非常食の定期更新イベント化した取り組みなどもその好例です。

 

防災をやるならたとえ災害が来なくても日常が豊かになるような、とりこぼしなしの防災をやっていきましょう。

 

今回は、様々な場所の環境改善で実績をもち、土の下の空気や水の流れの重要性という、これまでの土木にほとんどなかった考えを取り入れて活動を展開されている大地の再生講座からさがひろかさんを招いて、土地の見立てと改善の具体的なやり方を学びます。

 

大地の再生は、たとえ重機がない場合でも、スコップ1本からでも環境は改善していけるという考え方をしています。素人には無理だ、まるでわからないとあきらめていたところから、環境の見立てと改善が等身大の自分でもやっていけると実感したときの、世界の感じ方の変化を体験してください。

 

今回は単に畑としての豊かさだけを追求するのではなく、それぞれ個性を持った場所を生かすというコンセプトで取り組みます。

 

通常、水の通りをよく、とにかく排水をよくと考えがちなのですが、湿地的な場所は湿地的な良さを生かすこともありかと考え、畑だけでなく、ちょっと池のような場所をつくったりと、生産性追求だけでなく、隙間や遊びの部分を含めた場所とのつきあいを考えてみます。

 

畑の場所は山のそばにあり、カエルや亀、様々な虫など小さな生きものも沢山います。畑よりそちらのほうが面白い子どもたちも多く、畑だけでない楽しみも重ねられたらと思っています。

 

ただ、しっかりとるものはとる、ということで、たくさん収穫でき、常温で長期保存が可能な玉ねぎの育てかたを紹介します。農というとハードルが高そうですが、色々な資材がなくても、すごい苦労をしなくても食べられるものが作れる自給農法の考え方で玉ねぎの育てかたを自分のものにしましょう。

 

自然に対して、自分にできることが増えると、世界の感じ方は変わってきます。今まで価値のなかったことが、急に価値を持ってきたりして、日常は多層的になり、興味は自然とひろくなっていきます。

 

皆さんのお越しをお待ちしております。

 

日時:11月17日(日)10時〜16時
場所:叡山電鉄京都精華大前駅から歩いて7分の畑(地球研の東南方向)
参加費:2000円
申し込み:yoneda422@gmail.com

持ち物:汚れてもいい服(長袖長ズボン)と靴、手ぶくろ、帽子、水分、昼ごはん(コンビニは歩いて10分ほどの距離です)。

 

※集合は現地集合ですが、場所がわからないかたは、9時半に叡山電鉄京都精華大前駅に集合ください。
※雨天の場合は23日(日)の同じ時間帯に延期します。

 

 

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