降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

今日の報告と次回の南区DIY読書会(6/1(土)19:45〜)

南区DIY読書会次回は6月1日(土)19:45〜、場所はちいさな学校鞍馬口です。

 

DIY読書会は、主宰はカサルーデンスという団体のものなので、自分の催しという感じでなく、一参加者として参加していた感じでした。

 

自分が催しするとなると何人かは人に来てもらう必要がありますが、自分以外の人の催しだと主宰の人たちは確実に来るわけなので、安定しているというのもあります。

 

自分一人でやる催しよりは、誰かか、あるいはどこかと組んでやる方が面白いし、その方が自分にはいいなと思います。

 

DIY読書会が面白いのは、知識のやりとりではなく、それぞれのフィールドなり、体験や感覚に根ざしたやりとりになるところです。しかもそれはただ横へ横へと世間話しのようになったり、拡散的になるのではなくて、むしろそこで提起されたことに対する思わぬ深い応答が現れてくる手応えがあります。

 

つい昨日の学びの場で話されていたことがまさにこの場に出てくるとか、このことが今旬だなということが不思議と出てきます。

 

みなさん割とジャンル横断的な話しを受け取って面白いと思う懐の深さがあります。

 

人と関わるのに「操作しない」ことを眼目とするとか、そのことと中動態的な視点との関わり、三砂ちづるの「身体知は三代で消える」と野口整体の「整体は三代かかって完成する」とか、イリイチのいうオーラと路地の奥のホームレスの人たちが醸し出していた質感の話しとか、今日もいい感じでした。

 

自意識は止める働きをするものだから、それをまた止める工夫を施すことでプロセスが動き出すとか、そういう話しが通じるところはなかなかないと思います。ありがたい場です。

 

いつも読書会にも来てもらっている身体教育研究所の角南和宏さんが、6月22日のソマティック関西フォーラムで「カタと同調ー動法入門、あるいは操作願望との訣別」というワークショップをされます。

 

somaticjapan.org

 

他分野と関わることが、自分のフィールドの深い理解に繋がるというのがDIY読書会周囲でよくおこっているように思います。