降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

自給の畑を身につける 7月の畑 雑草への対処 夏野菜のケア

2013年7月13日の実習のシェアです。

6月の実習はこちら。

 

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<7月の実習>

<雑草への対処>
まず雑草の状態について検討しました。雑草は背の高いアカザ科のもの、地下にランナーをはる葉の細長いものなどが目立っています。大きく生長したカボチャの周りにも後者の雑草(最初の写真参照)が生えています。この雑草は宿根草で、1年で死なず、年を越して畑に残る強い雑草です。野菜と雑草はそもそも雑草のほうが強く、一度雑草がその辺りを支配してはびこると、野菜は大きくなることができません。雑草のほうから野菜の生長を阻害する物質も分泌されるようです。

宿根草は優先的にとることが重要です。下記の写真でかぼちゃはよく育っていますが、雑草を放っておけば大きくならないとのこと。

糸川さんの農法のでは、畝も通路も、雑草は全てとります。とる理由の一つは、上にものべたように雑草が一旦そこを支配する(=雑草の生態系をつくる)と野菜の生長が阻害されるため。もう一つは、栄養をたくわえた雑草を乾燥よけに使ったり、肥料にするためです。出てきた雑草をとると、またそこに雑草が出てくる。この循環のなかで、土を豊かにしていきます。

<かぼちゃ等のつるの整理>
かぼちゃは、非常に大きくなるので、どこが株元なのかわかりにくなるようことがあります。どこから生えているのかがわからないと、つるの管理ができないので、株元に棒をさしておくということも工夫の一つとして考えられます。

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かぼちゃのつるが非常にのびてきて、他の野菜まで圧倒したり、邪魔になるときは、つるを整理します。株元からまず最初にでてきた太いつるが親づるで、親づるの脇から出てきているのが子づる、子づるの脇から出てきているつるが孫づるです。つるについては、色々考え方があるようですが、今回は孫づるは整理するものとしました。親づると子づるを残し、後は整理をします。親づるの先端もこれ以上のびないように切りました。畑が非常に広い場合は全くの放置で大丈夫ですが、限られた面積の場合は、あまりに大きくなる前につるの方向をかえて、差し支えない方向にのばしたり、孫づるを整理します。
 


<作物のケア>
同じ日に植えた同じ作物でも、畝によって生長の差があります。注意すべき点は、作物の根の広がりがかなり大きいと意識しておくことです。作物は下にも根を張りますが、横方向にも根を張っています。この根の張りが十分でないと、作物は大きくなることができません。畝のはしのほうの作物は、作物の根の張りが横にいけずに生長していませんでした。これに対するケアは、まず周りの雑草をとり、次に土寄せをして畝の幅を増やし、周りに備中を軽くいれ、土中に空気を送ってやることが有効とのことでした。

 

<今後の作業>
今回は、雨のためニンジンの種がまけませんでした。(種まきの時、手が濡れているのはよくない)そのため、今月中にみなさんに宿題というかたちで、蒔いていただきます。糸川さんももう一度来てくれる用意があるとのことなので、これから調整をして、やり方をシェアする予定です。

 

8月はミニトマトやナスなど夏野菜のケアとキャベツの種まきなどをします。

 

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