降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

防災DIY 11/4・11 畑プロジェクト学び手募集

11月4日と18日に開催する、耕作放棄地を畑にするやり方を学ぶ実習の案内です。

環境改善(主に排水を整える)と畑の始め方、柵の貼り方、タマネギの植え方などを学びます。


◆防災DIYとは?
 地震や災害がおこった時、普段の流通が急に途絶えてコンビニから食べものがなくなったり、トイレが使えなくなったりします。多くの人がそんな時のためにモノの備蓄をされています。個々の家庭の備えはもちろん必要ですが、何かがおこった時、頼りになるのは買って備蓄できるモノだけでないでしょう。ちょっとした家庭菜園をもち、作物をつくったり、簡易トイレを自分で作ったりする技術を学んでいればとても心強いと思いませんか。自分にとって必要なものを自分であつらえる技術を持つ人が増えていけば、それだけ周りに安心が増えていきます。 今の社会では、本やネットなどで自分だけで学ぶこともできますが、様々なDIYの技術を共に学ぶ場をつくるのはどうでしょうか。防災ということを念頭にただモノを備蓄するだけでなく、世代をこえて一緒に学び交流する場が、子ども食堂のように全国各地それぞれの場にできたなら、防災ということだけにとどまらない豊かな人間関係やコミュニティが生まれる基盤にもなるでしょう。防災DIYは、防災を念頭におくことで、実際の防災力の向上だけでなく、多くの人が学び、交流する場をつくることを提案します。


◆防災DIY 畑プロジェクト
 防災DIYの一環として、家庭菜園や畑をもつ実習をします。使えるのに使われていない場所など、そういう場所で家庭菜園をするにはどうしたらいいだろうか。山に近いところなら鹿などどう対応したらいいでしょうか。京都市左京区岩倉で柵をつくるところからその実習を行います。鹿やイノシシがいる場所で、必要最低限の費用で金網やネットをはり、畑ができる状態にします。作物づくりのやり方は、自給農法という家庭菜園向けの省労力でお金や資材のかからない手法を用います。また畑において非常に重要である排水の仕組みをどのようにするかということも学びます。今回はタマネギ苗を定植して、それを育ててみます。タマネギは保存がきき、冷蔵庫がなくても長い間保存できます。柵立て後もタマネギ育ての作業に参加される方は収穫されたタマネギを一部シェアします。また、この畑でできたものは防災食堂というかたちで、学びと食事を兼ねた交流の場でも提供する予定です。防災食堂に関心がある、協力したいという方も募集中です。

 

実習内容:環境の見立て 排水調整 支柱を立てるための穴あけ・支柱たて、ネット張り、金網張り、タマネギ苗の植え方

 

実習日時:
2018年11月4日(日)9時〜17時 測量・穴あけ・支柱たて
2018年11月18日(日)9時〜17時 ネット張り・金網張り・畝のつくり方・タマネギ苗
※小雨決行、大雨は中止。

講師:市川ジャンさん(畑の小学校主宰、大地の再生講座関西支部
集合場所:叡山電車京都精華大学前 持ち物:軍手・水分・昼ごはん・汚れてもいい格好など。 
参加費:1000円(1日参加・両日参加共に)
申し込み:京都のらびと学舎 yoneda422@gmail.com(米田)まで