降りていくブログ

生き残りながら回復していくために

8/4、5 開かれゆく対話の文化祭

8月4日、5日のイベントです。

開かれゆく対話の文化祭



関わるそれぞれの人がアイデアや自分の知っていることや関わりを持ち寄って企画しています。僕は修復的司法という対話の手法に関心があったので、その紹介をしてくださる方をお呼びしました。

 

対話するという言い方をしますが、対話は「する」ものなのか、「おこる」ものなのかと考えると「おこる」ものだと思えます。「する」こととは間接的な整えと位置づけるのが妥当だと思います。何かを「しよう」としすぎている人はむしろ自然な変化から遠ざかるように思います。自分はやっているつもりでも、はたから見ると、しようとしている目的からも遠ざかっているというジレンマがあるなと思います。

 

素人からみると「対話ができる人」になるために色々なファシリテーターの資格をとったりしても、「する」ことにムンムンしている人、こうしなきゃと一途に思いつめている人は自分のあり方や達成度のほうに意識がいっていて、「ふつうにきく」を失っている人が割といると思います。技術があるのはいいけれど、そのせいで「ふつうにきく」を失っているなら、それは後退であって、聞かれている人は居心地悪いと思います。自分だったらどういう聞き方をされたら自然に心がひらくだろうとはもう想像したりしなくなっているのかな?と思います。

 

対話を「する」のではなく、対話が「おこる」と捉えるとき、人は謙虚になって、余計な力が抜ける。ムンムンさが消える。エッツの絵本『わたしとあそんで』では、女の子が自分の好きに生きものと遊ぼうとするとき、どの生きものも萎縮して遊んでくれませんが、女の子がそうっと静かにしているとそれぞれのあり方で動きだし、関わってくれます。

 

それぞれの自律的な動きを萎縮させているような力や動きを打ち消すこと。それが手法というものを持ち込むことの意義なのだと思います。ふだんは打ち消されにくい何かを打ち消すために手法がある。手法によって打ち消された状態が訪れると自律的なものが動き出す。「する」意識が強いときは、手法が物事を遂行するのではなくて自律的なもの自体が遂行するという信頼がないときだと思います。そうなってしまうと手法はむしろ強迫的なものを場に持ち込み、自律的なものを停止する本末転倒の機能を持つことになるのではないかと思います。

 

色々な手法に触れることの意義は、その手法を媒介することによって、何が大切にされているのかを感じとることなのかと思います。何もかも身につけてマッチョになるのではなく、当事者として、自分がほどかれるということがどのようにやってくるのか、来てくれる人たちがそれを感覚できる場となればいいなと思います。

 

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「開かれゆく対話の文化祭」
日時:2018年8月4日(土)10:00~15:30
8月5日(日)10:00~17:00

懇親会:8月4日(土)15:30~20:00

場所:宝塚大学梅田キャンパス 401号室(定員120名) 
日曜日は、加えて他の教室を使うこともできるようです。
http://www.takara-univ.ac.jp/kango/facilities/

参加費:1日目のみ参加 1000円 
    2日目のみ参加 1000円
    両日とも参加 2000円

    懇親会参加費 1000円

学生は半額の1日500円で、懇親会も500円。保育ボランティアで参加してくれた方は、全て無料。子どもの参加も無料。生活が困窮していて、支払いが困難な方も無料です。

参加のお申し込みは、集計の必要のため以下のこくちーずにてお願いします。一次締め切りは7月14日。当日飛込参加もOKです。保育のニーズをお聞きします。参加費は当日お支払いください。

参加申し込みはこちらから

https://www.kokuchpro.com/…/dcaa06f31cb3b823841fecf…/326646/

対話に関心のあるどなたでも参加しやすいように参加費設定をしていますが、不足分が生じた場合、友愛のお気持ちでカンパやドネーションを頂けると助かります。

【企画主旨】
2018年8月4日5日の土日に、宝塚大学の梅田キャンパスをお借りして、対話に関心のある全ての方が参加できるフォーラムを企画しています。『リフレクティング』の著者、熊本大学の矢原隆行さんを招いて、多分野の人たちと集い、様々な事象について話し合う会を企画しています。

対話の文化祭では、精神保健福祉のみならず、地域作り、環境問題、政治・経済、貧困、難民、外国人・移住問題など、日本に生きる、人と人のあいだに生ずることについて、様々な仕方でつなぎ、丁寧に聴くことと話すことを折り重ね、新たな流れを生み出す場を作りたいと思っています。気が付けば、色んな生物がそこに集える大樹のごとく、年を重ねるごとに豊かに多様な森になるような文化を、みなさんと作りたい。

今回は、そのための小さなステップをみんなで踏み出せる場にしたいと思っています。多種多様な分野が交流できるリフレクティング・プロセスや未来語りのダイアローグの手法を使って、ひとりひとりの思い描く、よき未来を一緒に分かち合ってみましょう。この祭りを通して、対話と助け合いの文化のネットワークが生まれることを願っています。

内容

一日目(8月4日)
10:00~10:30 イントロダクション  

10:30~12:00 修復的司法について 小松原織香さん
基本的なお話と対話風景のDVDを観る

修復的司法とは、当該犯罪に関係する全ての当事者が一堂に会し、犯罪の影響とその将来へのかかわりをいかに取り扱うかを集団的に解決するプロセス、又は犯罪によって生じた害を修復することによって司法の実現を指向する一切の活動を言う。
「被害者加害者対話」は、犯罪の被害者と加害者が対面し、事件について話し合う取り組みです。現行の司法制度だけでは解決できないさまざまな葛藤を、当事者同士が気持ちを伝え合うことで互いの精神的な回復や立ち直りを図り、償いの方法などを模索します。米ミネソタ大学の調査では、こうした対話を経験した被害者の8割以上が満足し、加害者の再犯率が約3割減少したといいます。

12:00~13:30 昼食(福祉事業所などによるお弁当の販売を予定しています)

13:30~15:30 「リフレクティング・ワークショップ」
リフレクティングは、「文脈」と「間」,「場」,そして,「ことば」に対する深い洞察に 裏付けられた,まったく新たなコミュニケーション空間の創出方法です。聴くことと話すことを分けて、丁寧に折り重ねて映しこみ合っていきます。『リフレクティング』の著者矢原隆行さんと訪問看護ステーションKAZOC三ツ井直子さんのペアでの、体験型ワークショップ。
http://www.nakanishiya.co.jp/book/b243700.html

これと同時に、子どもも大人も参加できるワークショップを企画しています。

15:30~20:00 「開かれゆく餃子ロード」:国をまたぎ、文化を超える、世界各地の餃子たち。シルクロードを渡り、交流を経て、姿を変えてきた餃子は対話の象徴。餃子を一緒に作りながら、誰でも異文化交流。みんなで粉からこねて、初対面でもすぐに打ち解け、胃袋満たせば世界平和が近付く。

二日目(8月5日)企画中なので変更もあります。

午前の部(10:00~12:00)

A「太鼓でオープンダイアローグ」:言語を介さない身体的な楽器での交流。ドラムサークルなど。新たなコラボが生まれる。16時頃、有志でデモに出発します。

B「入国管理局収容所センターでのリフレクティング・プロセスを構想する」 日本のアバルトヘイトである入管・難民施策。外国人・難民の排除・対立を乗り越えるプロセスについて、話し合う。

C「パーマカルチャー」生きることを、ひとりひとりの手に取り戻す。植物や環境とのやさしい対話。

D こども主催のワークショップを企画中

E 未定

12:00~13:30 ゆっくりランチ

午後の部
テーマ「人がいて、集まり、対話すれば、何ができる?生まれる?」

手法:「オープンスペーステクノロジー」(OST):各人が問いを立て、関心があるトピックに集まり、小集団で話し合う。5人から2000人が参加できる対話法。

この集いを通して、それぞれの暮らしの中で対話が必要とされる時に、必要に応じて仲間が集まることができるようなネットワークができればと考えています。それは、どんな形を取るのか分かりませんが、場や文脈に沿った色んな可能性があると思います。たんにお互いを知るだけでも素晴らしいですが、仕組みとして対話の生活協同組合もありえるでしょうし、グラミン銀行のような対話を促進するファンドやトラストの可能性について話し合ってみてもよいかもしれません。

16:00~まとめからのデモ:ストリートに開かれた何がしか:
会場から大阪市役所に向けて、楽器を打ち鳴らしながらデモします。people powerを賛歌しながら、それぞれ言いたいことを言いましょう

注:以上は案なので、準備のプロセスのなかで変更していく可能性はあります。全く別物になることもあるので、ご了承ください。

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www.kokuchpro.com