降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

糸島で話しします

ご縁で糸島のトークイベントに呼んでいただくことになりました。

 

「土」をテーマに、ということで、正直、土の何たるかなんて何もわかってないのに今までやってきている実態は何なのかというところをありていに白状して、学ばしていただくしかないなあと思っています。豊かさがあるところで人は回復していくと思います。なのでそこのなかに居続けるというか、近くにいるということが、何かを受け取り続けることとなって、受け取ったものがやがて自律的なものになって動いていくということがあるのかなと思うのですが。

 

糸島芸農2016 イナリサーチ「土を語る。土は語る。」

 

 

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糸島芸農2016のテーマ「発酵する地平」にちなんで、このたび、2人の農業の実践者と1人のアーティストを招いて「土」をテーマにしたトークイベントを行います。

 

当たり前のように、土からは植物が生えてきて、それを虫や動物や人間が食べて、その排泄物や屍体が土に還り、それを菌や微生物が分解し、植物の種の養分となって、やがて再び土から植物が生えてきます。当たり前と思っているこのサイクルですが、本当に当たり前なんでしょうか。

 

今回、このトークに参加していただくのは、京都で「自給農法」を実践する米田さん、糸島で「自然農」を実践する村上さん、アーティストで「世界土協会」のメンバーのジェームズ・ジャックさん。この3人は、きっと、土と丁寧に向き合い、土の声を聞いている人たちです。

 

この3人と一緒に、土について熱く語ります。そしていつか、土の声が聞こえるようになりたいと思っています。

ゲスト|米田 量(自給農法)
    村上 研二(自然農)
    James Jack(アーチスト)
聞き手|大澤 寅雄(文化生態観察)

日 時|2015年5月18日(水)19:00〜21:00
会 場|うみかえる(糸島市二丈深江2129-11)
    JR筑肥線 筑前深江駅から徒歩12分
    深江海水浴場入ってすぐの古民家
参加費|無料(カンパ大歓迎)
    とくに予約は必要ありません。
主 催|大澤寅雄
共 催|糸島芸農2016実行委員会
問合せ|torao2003@mac.com / torao2008@pdx.ne.jp

●米田 量(よねだ りょう)
1975年生。中学で不登校。人の回復について関心。四国88か所巡りの経験と研究から人が内在している自律性を発現させていくための媒体と環境の必要性を感じる。市民参加の米づくりなどを企画運営した後、自給という視点から考案された農法を糸川勉さんに学び、環境に直接働きかけ必要なものを得ていく主体性の取り戻しと人の回復が強い相関をもつと気づく。自給農法を学ぶ「京都のらびと学舎」を主宰。

●村上 研二(むらかみ けんじ)
1971年生。熊本市出身。大学卒業後13年間畜産飼料メーカーに勤務。2007年、退職し糸島へ移住。以来自然農の田畑を中心とした暮らしを続けている。自然と共にあるための羅針盤「糸島こよみ」製作メンバー。自然界の理を出発点に、暮らしを考え、実践し、修正しながら生きて死んで行きたいと願っている。

●James Jack(ジェームズ・ジャック)
ニューヨーク市のロッキー・ソイルで育ち、ハワイのハイビスカスに飛び乗って東京に移住した。現在、ジャックは東京芸術大学明仁皇太子奨学金を受け、現代芸術について研究をしている。ドローイングや写真やインスタレーションを発表しているアーチストの観点から文章を書いている。

聞き手:大澤寅雄(文化生態観察/糸島芸農実行委員)

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