<看取り看取られ計画、その後の具合>
見知ったもの同士で看取り看取られる関係性をつくりたい。
1つのまとまりの規模は大家族程度。多くて30人とかのイメージ。制度は利用できるものは利用するが、自分たちの望むあり方にならない場合は利用せず、オリジナルの仕組みでいく。
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同年代でやると老老介護になる。現実的に考えた場合、多世代がのぞましい。1つのまとまりのに様々な年代がいる状態。
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半自給をベースにする。現金収入は教育で得る。ユマニチュード、高齢者へのケアの技術、あるいは子どもに対するケアの技術など。コミュニケーションを研究する場であり、また得た知見をシェアする場所にする。ケアを学びに転換する。
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このようなかたちで「結果的に」看取り看取られも可能な場にする。看取り看取られ自体を目的にしてすすめると何か息苦しくなるのでそうしない。最終的には自分たちの土地を得る。モバイルハウス(※1)でもつくる。
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さしあたっては、それぞれ今の生活を維持しながら、そのなかでつぶしがきいて無駄にならない知識や技術を得ていく。資格ならたとえば、ヘルパー二級やケアマネほか、自分が無駄にならない思うのは何でも。重要なポイントとして、個々人が自律度をあげ、万一全体的なプロジェクトがうまく転がらなくても、この場を用い、それぞれに生きていける自力、方策、ネットワークを同時並行でつくる意識をもっていること。
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得るべき知識は、たとえば血縁や婚姻関係のあるなしに関わらず、自分にとって重要な人物と共にいるためには何が必要かなど。性的マイノリティの支援NPOの知見からは、(1)医療における意思表示書、(2)成年後見契約(3)遺言 を準備することによって、病院や行政の制度による不本意な孤立を避けやすいことなどが指摘されている。
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どのような死をむかえたいか、ということを考えるワークショップ、あるいは遺言をつくるワークショップなどからでも始められるだろう。それぞれの理想の生存圏とはどのようにつくられるのかを考えていく場をつくる。
性的マイノリティの老後