9月28日に三重県鈴鹿市の「おふくろさん弁当」の本『幸せをはこぶ会社 おふくろさん弁当:本当にあった! こんな会社~規則も命令も上司も責任もない!』が出版されます。
僕も一部考察を書かせてもらっています。amazonとかで買える本に自分の書いたものが載るのは初めてです。
幸せをはこぶ会社 おふくろさん弁当:本当にあった! こんな会社~規則も命令も上司も責任もない!
- 作者: 岸浪龍,吉岡和弘,米田量,アズワンネットワーク編集部,岩田隆,増田智里
- 出版社/メーカー: アズワンネットワーク
- 発売日: 2016/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大学を出たあと、在野で人の変化や回復がどのような場所でおこるのか探り、自分なりに様々な場所や取り組みをみてきました。
人が回復するところは、フラットな人間関係があるところで、世間一般的な常識、あるいは意味や有用性の強迫や強制から離れられるところです。
自意識とはそれ自体が一種の防衛反応である側面があり、どんな肯定的なことであっても「自分が〜しなきゃいけない」「自分が〜するべきだ」とつよく強迫されていればその分変化のプロセスや行動のパフォーマンスは滞ります。
おふくろさん弁当のインタビューではっきり確認できたことは「自分が自分によって変わらなければいけない」とすることも手放していいのだということでした。これは投げやりになるということではなく、場を共につくり、場に委ねるということによって、「自分がやる」とか「自分が自分を変える」というような肩の力が入るような意気込みがもたらすマイナス要素を取り除くということです。
では委ねられる人間関係になるにはどうしたらいいのか。話し合いができなかったところから話し合いができるようになった鍵は、それぞれの人が自分で自分の心におこることを観察するということができるようになったことにあるだろうと思います。
話し合いができるようになった人たちの間ではどのようなことがおこるのか。働くということは、どのように成りうるのか。楽しく、同時に示唆深い事例が多く紹介されています。
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