降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

菅原直樹

神田橋條治『発想の航跡2』崩壊と破綻 アクションとイメージの関係

行き詰まっていた神田橋さんの「崩壊」(いい意味)をすすめた、精神療法家パデル先生の患者に対する姿勢。 「先生は常に患者の内側(in)の世界を大切にされた。そしてそれを正そうとするのではなく、内側の歪みの視点から見えてくる外界像を受け入れ・とも…

エピローグとしての生

以前デモクラシーナウを観ていると、その年におこった様々な出来事や大国の狂気を立て続けに流している動画があった。 はっきりいって酷いものだった。世界はなんで自ら終末を求めるような歩みをこんなにも着実にすすめているのだろうと思わされるようなもの…

菅原直樹さんの「カメラマンの変態」を観に行った。

前日の終活ゼミに続き、菅原直樹さんの公演「カメラマンの変態」を観に岡山へ。 oibokkeshi.net 今自分がいる現在の世界の物事はとても確固たるもののように見える。他人のきらびやかさやステイタス、幸運もまた確固たるものに見える。だが大きな時間の流れ…

演劇 状況を設定し内在化された規範を破綻させる

台詞をおぼえること、振り付けをすること、ある振る舞いのコードに従うことが演劇なら、状況設定をすることをおしなべて演劇ととらえたらどうかなと思っている。催しものをすることも演劇。ある仕事をしているのも演劇。国というシステムも演劇。慣習も演劇…

ユマニチュード

フランスからやってきた認知症ケアの技法ユマニチュード。 そこで使われる一つ一つの技術は、熟練者にとっては当たり前のものであるが、それを体系化したことによって革命的なものになった。この手法の導入によって、ケアを困難にする二次障害の大部分が消え…