降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

糸川勉・自給農法・自給の哲学

関西当事者研究交流集会抄録 巻末の文章 お題「100年後の価値観」

関西当事者研究交流集会の抄録に書かせてもらった文章を転載します。 --- どういうわけかわからないが、中学の時に強いフラッシュバックが始まった。自分の一挙手一投足を始終観察し、馬鹿にして粘着してくる同級生を強く憎み軽蔑し、気持ち悪いと思っていた…

自給の畑を身につける 11月の畑 エンドウ種まきなど

2013年11月9日の実習のシェアです。 10月の実習はこちら。 kurahate22.hatenablog.com <11月の実習> 先月の実習で蒔いたものの確認。 <ホウレンソウに土寄せ> <サツマイモ収穫> <タマネギ苗の定植・畝づくり> <タマネギ苗を置いていく>…

自給の畑を身につける 10月の畑 キャベツ・ハクサイ苗の定植 ホウレンソウ種まき

2013年10月12日の実習のシェアです。 9月の実習はこちら。 kurahate22.hatenablog.com <10月の実習の概要> 畑の状況の確認、今あるもののケア、種まき、ニンニク植えなど。 <畑の現在>・秋だが、例年より温度が高いため、夏野菜やサツマイモ…

自給の畑を身につける 8月の畑 ミニトマト・ナスのケア キャベツ等種まき

2013年8月10日の畑の実習のシェアです。 7月の実習はこちら。 kurahate22.hatenablog.com <8月の実習内容> ・ミニトマト、ナスのケアの仕方・キャベツ、ニンジン、ダイコンの種まき <ミニトマト>ミニトマトは、この時期大きくなっていますが、老…

自給の畑を身につける 7月の畑 雑草への対処 夏野菜のケア

2013年7月13日の実習のシェアです。 6月の実習はこちら。 kurahate22.hatenablog.com <7月の実習> <雑草への対処>まず雑草の状態について検討しました。雑草は背の高いアカザ科のもの、地下にランナーをはる葉の細長いものなどが目立っています…

自給の畑を身につける 6月の畑 基準の違い チャーハン状態

2013年6月8日の実習のシェアです。 5月の実習はこちら。 kurahate22.hatenablog.com <6月の実習の概要>先月植えた夏苗の手当て、サツマイモ、サトイモの植え付け、大豆・トウモロコシ・カボチャの種まきなど。 <糸川さんの基準について> 今回気…

自給の畑を身につける5月の畑 先月の復習 ポット苗の定植

2013年5月11日の実習のシェアです。 4月の実習はこちら。 kurahate22.hatenablog.com <5月の実習概要><ゴボウ・ジャガイモ・畝立て>まず最初は、先月の実習でやったことの確認。 ジャガイモ、出ていたものと出ていないものがありました。キタア…

自給の畑を身につける 4月の畑 畝立て ジャガイモ植え ゴボウ種まき

2013年4月13日の自給農法の畑の実習のシェアです。 行った実習は、畝たて、ジャガイモ植え、ゴボウの種まき(自家採取のものと販売のもの両方)、エンドウのケアです。 <畝立て>1. 畝は200cmごとに立っている棒を畝のセンターの基準とし、センターより…

本の作成番外 構成の試行

本の中身の構成の仕方、パソコンやスマホではなく小さいノートに書いてみることにした。 PCやスマホは、顔の前に目がついている肉食獣的な視野になる感じかも。距離感や立体性をよりはっきり認識するかわりに視野は限定される。一方顔の側面に目がついている…

南区DIY研究室読書会ZINE 転載 DIY  個々の「自分なり」が世界を満たすとき

DIYと聞くと面倒くさそうだなという感覚が出てくる。DIY=工作ぐらいに思っている。工作は得意じゃないし、自分で作ったものは不細工だし、複雑なものは作れない。安く作れるのならいいかもしれないけれど、それでもやっぱり面倒。DIYで綺麗な家具を作ったり…

魂の檻から抜け出ていく カフェパラン アンソロジージン投稿転載

ここ6、7年ほど、週に1、2度夜勤のバイトをしながら、畑で野菜を自給し、話しの場を作ったりするなどの暮らしをしています。ネットなどをみると、農という字は「林」と「貝」から成り立っているらしく、貝をうちかいて木の先につけた農具で田を耕すことな…

本の作成過程1

これまで考えてきたことをまとめようと思う。 大きく章立てし、それを細分化していくかたちにして、それでできたものを人に見せて基本的な意味が通じるか確認しつつやってみようかと思う。 自分の経緯と考えを連動させながら書く。章立ては問いのように書い…

京都のらびと学舎 畑の計画2018

京都のらびと学舎 <活動の趣旨>自分を元気にし、生きていく勢いをもたらす軸は自分にとっては何か。その軸を確かめて近づいていくこと、そしてその軸の力を生かすために暮らしをデザインし、必要な環境を作り出していくことを自給的あり方と位置づける。そ…

イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』 11/16南区DIY研究室読書会感想

木曜日は南区DIY研究室で開催されたイリイチの読書会に参加した。本はイリイチの『コンヴィヴィアリティのための道具』。 この語コンヴィヴィアリティの意味合いは微妙なものがあって、日本語にはこれといった適訳が存在していないようである。「自律共働」…

自給

自給とは何か。ずっと言葉にしようと考えてきた。 糸川勉さんに出会い、その言葉と実践を聞き、見て、糸川さんが畑ができなくなった後もずっと考えている。 みずから、あるいはおのずから給うこと。必要なものを自分に提供すること。サバイバルであり、力を…

これまでの経緯 このブログについて

このブログ、新しく読みはじめてくれる人もいるようなので、年に1度ぐらい、このブログで書いていることが何を問題にして、どこに焦点を持っているのかを書こうと思う。書き始めた三年ぐらい前と同じく、僕は週に1度か2度夜勤のバイトをしながら、それ以…

滋味

糸川勉さんが左京区の元田中で「畑のみえるカフェ おいしい」をやっていた時、出してくれる野菜を食べると、体に沁み入ってくる感覚があった。 滋味、という感じ。単に必要とされる栄養素とカロリーを取るということ以上のことがある感じ。 生きる時に、心に…

手をつけてなかった自由

いかにも春という感じの草が庭にも生えてくる。 庭のミツバは去年の夏の干ばつで全滅したのか、芽は見当たらない。ミツバかと思った発芽はセロリだった。セロリも一旦タネが落ちれば野良生えを繰り返すタイプ。コリアンダーも出てきた。 畑では腹にたまるも…

11月活動報告

10月からはじめて2回目の活動報告です。 5日 大村はまさんの教え子の苅谷夏子さんお話し会。はまさんの普段のふるまい、何かに対する対応や反応の話しが時々出る。 個人的にはそこが一番考えられて面白かったかもしれない。何をどのようにとらえ、どう対す…

ワーク・イン・プログレス 発酵エネルギーを使う場

学びにとって、どのような場が適しているのか? 自給農法の考案者の糸川勉さんの肥料に対する考え方は、「常識」とはちょっと違ったものだった。 糸川さんは、枯れたりごく小さい雑草と土をチャーハンのようにまぜ、作物に寄せて肥料にするということをする…

精神のエサ場 Morning Zine Circleにいってきた

カフェパランのモーニングジンサークルに参加。ジンはZine。magazineのzine。流通などを通さない自主制作の冊子。 http://rakuhoku-kyoto.tumblr.com/post/151729718477/カフェパラン rakuhoku-kyoto.tumblr.com ジンを出すのは20代、30代が多いというこ…

差し出すものの足りなさ ゲリラであることとエンパワメント

自給の目的は金銭的節約でもなく、サバイバルだけでもない。自給の第一義は、自分のエンパワメントだ。そこがブレると何をやっているのかわからなくなる。 僕が自給農法とその考案者の糸川勉さんに学びたかったのは、生きものの理屈。生きものの身体が持つ動…

糸島で話しします

ご縁で糸島のトークイベントに呼んでいただくことになりました。 「土」をテーマに、ということで、正直、土の何たるかなんて何もわかってないのに今までやってきている実態は何なのかというところをありていに白状して、学ばしていただくしかないなあと思っ…

自由を求めて 個人としての自立とコミュニティ機能

糸川勉さんから自給という視点をもらい、自分でも畑や田んぼをやりながら自給ということを考えてきました。 自給とは、節約とかお金を使わないことではなく、自分の必要とする自由や時間の質を自分で確保し、つくりだすことが趣旨だと思います。 糸川さんは…

循環を自分にひきつける サバイバルとエンパワメント

自給とは何か。糸川勉さんに畑を教えてもらいはじめた時からずっと考えている。僕にとって「自給」は糸川さんの言葉であって、自分の言葉ではない。 糸川さんの考える自給は、単に自分の食べる野菜を自分でつくるということにとどまっていなかった。この資本…

実(じつ)をとる マジックポイントを運用する

今日は大阪でミーティング。 行く途中、線路横の道を歩いていると線路脇にそれぞれの向かいの家がプランターを置いたり、ブロックで土を盛って木を植えたりしていた。それが歩くにつれ、その規模が大きくなっていく。80センチぐらいの大きな石で組まれて、か…

岐阜芸術フォーラム発表原稿その2 生存圏を重ねる

フォーラムの原稿その2です。 ーーー2 この世界で自分として生き残ること 憲法で保証されることが定められている「健康で文化的な最低限度の生活」という言葉がありますが、これは人が自分で自分をエンパワメントしていけるための最低基準だということだと…

岐阜芸術フォーラム発表原稿その1 自給 道中のデザイン

今週末に岐阜芸術フォーラムというところに行くのですが、主催されている方と話していて、そこで場づくりや自分たちの生存圏についての発表をすることになりました。 自分たちが直覚できる範囲で、この世界にもう一つの人として生きていける生存圏をつくり重…

京北自給農まつり 喫茶文九 ヨコハマ買い出し紀行

昨日は、京北の自給農まつりへ。 Instagram 自給的な暮らしをしている人が集まって、チェーンソーのワークショップやら石けんづくり、鹿の解体など濃い時間だったようだが、僕は最終日の夕方に行ったので、ライブをきいたぐらいで終わった。 そのまま電気水…

疲れること 疲れないこと

京北2日目。 昨日は、12時ぐらいには寝ていた。明かりがないところでは早く寝れるような気がする。とても寒くなるということで、糸川さんが心配してくれて布団を沢山用意してもらったが、ストーブもあったので、毛布と掛け布団1枚で十分だった。茶色いカ…