降りていくブログ

生き残りながら回復していくために

生きづらさ

用をなす 行き場をつくる

自分に影響を与えた物語を10あげて紹介するという催しが終わった。 ヨコハマ買い出し紀行、ひをふくやまとあおいぬま、がわっぱ、大力のワーニャ、チョコレートをたべたさかな、ダンス・ダンス・ダンス、竜馬がゆく、デッドゾーン、ぼくを探しに、きらめき…

『その後の不自由』を読む 自意識の救いかた

図書館で予約していた順番がまわってきた。 その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズ ケアをひらく) 作者: 上岡陽江,大嶋栄子 出版社/メーカー: 医学書院 発売日: 2010/09/01 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 61回 この商品を含むブログ …

尊厳について

最近は尊厳という言葉を時々使う。 金子みすずの「みんなちがってみんないい」は、裏返していえば、私は私としてあり、誰もそれをおかすことはできないという意思表明だと思う。 尊厳は日常的な言葉でなく難しいけれど、尊厳の逆は「みじめ」だと思う。人の…

10月末に行った合宿。そこにいた犬は、人に近づけない犬だった。小さいころにいじめられたとか。こちらが呼んだり、可愛がろうとしても2mぐらい先で大体止まってしまう。 Instagram 心の傷が癒えて人と自由に遊べるようになればいいね、お前はもっと幸せ…

今さらながら自己責任論の話し

自己責任という言葉が今はどう定着しているのだろうか。 恣意的に使われるだけ使われた結果、日常語としてはもうバイアスがありすぎて、その人が人としての歩み寄りの放棄と責任転嫁という意味で使ってなくても、もうその意味合いを連想させずにはいない言葉…

マイノリティが生き残るために行う開拓は公共性をつくる

看取り看取られ部、この情報参考になりそう。 性的マイノリティは、パートナーや同居者がいても老後の保証が受けにくく、いざ医療にかかるときも、同居者が面会を断られるような場合もある。いざというときのために、どうしておけばいいのか。対応手段がある…

強い価値をつくること

マツコ・デラックスさんの男女平等についての言及についての、おきさやかさんの言及が気になった。 まずマツコさんの元の記事で、マツコさんは以下のように述べたとされる。 「この世界は男の世界ですよ」 「これまでは男の人の基準に女の人を合わせることが…

欺瞞に亀裂をいれるもの 誰とも変わらない人でなしであること

前にフェイスブックで池田香代子さんの記事のリンクがまわってきていて、僕もそれをシェアした。FBは、タイムラインの下のほうに行ったものが戻ってくることはあまりないが、見てシェアしてくれた方がいて、再度上がってきた。 戦後におこった沖縄の少女轢殺…

トークバック 沈黙を破る女たち 坂上香&池内靖子&金満里トークバック・セッション

今日は、立命館大学で行われた「トークバック沈黙を破る女たち」へ。 HIVに感染した女性たちが演劇を通して自らの尊厳を回復していく姿を描いたドキュメンタリー映画。監督は坂上香さん。以前の投稿で、強い刺激、快によって今体でうずくものを麻痺させるこ…

クィア映画祭へ 無性愛者のドキュメンタリー(A)sexual

お隣の方から絵の展覧会のお誘いを受けていた。 三条のみやこめっせという場所にむかう。 お隣さんは現在88歳で20年前から絵を始められたそう。先生も88歳。お仲間も20人から10人に減りながらも年に1度の展覧会に向けて絵を描いている。どこかへ…

絶望が個に返されている 水俣と緒方正人さん

水俣の漁師、緒方正人さんと哲学者の廣瀬純さんの対談「絶望が個に返されている」を読んだ。 緒方正人さんは、水俣病で父親を失い、自身も水俣病になるなかで、国や公害企業と裁判闘争していたが、ある時点で自ら認定患者であることを取り下げて、個人として…

「回復のための演劇」がつくりたい

「回復のための演劇」が構成できないかと考えている。坂上香さんのドキュメンタリー映画「トークバック 沈黙を破る女たち」では、HIVに感染した女性たちが自らの尊厳を回復するために自らの物語を演劇化している。この映画をみたある自助グループでは、それ…

体質

雨が近いけれど、下鴨神社では今年の左京ワンダーマーケットが決行されていた。年に1度開催されていて、京都やその近隣から何か活動している人たちが勢揃いする。 京都は狭いのでちょっと街のほうに出たり、催しに参加したりすると知り合いによく会う。僕は…

黒子のバスケ事件の最終陳述を読んでいく1

はてなで注目記事を直近のアクセス数で設定していますが、黒子のバスケ事件がずっと不動の1位。関心が高いんでしょうか。渡邊被告の最終陳述はA4用紙に44枚の長文です。実際には時間を10分に限定され、一部のみの陳述となったようです。 篠田博之の記事一覧…

人間のいるところ

あるコミュニティにおける人と人との関係性は、どんなときにいい感じになるのか、と思っていたけれど、一つは移民同士の関係性のようだ。岡壇『生き心地良い街ーこの自殺率の低さには理由がある』の徳島県海陽町の事例や、大阪の釜ヶ崎の労働者同士の関係な…

苦しみを利用する シルヴァスタイン『ぼくを探しに』

12月に京都でzineを売る催しがあってその原稿を書いている。心理学科に入ったり、歩いて四国八十八カ所巡りをしたりしながら気づいてきたことは、人は適切な環境と媒体があれば自律的、無意識的に回復への運動をおこしだすということだ。直面する苦しみが…

回復の方法論と言葉のエクソシズム

それぞれの生きづらさがあって、生きづらさにも社会的要因もあれば、身体的要因もある。様々な生きづらさがあっても、基本的には生きていくように体が要求してくる。 それでサバイバルしていくわけだけれど、サバイバルというのが生きている状態をかろうじて…

黒子のバスケ脅迫事件と松岡宮さんの「謝れ職業人」

ーーー 謝れ職業人 松岡宮 「ああ、今日も会社に泊まりこみで仕事だよ」 と 疲れた声で言う 職業人は 謝れ 全ての「だめなヤツ」に 細い声で 謝れ ーーー 謝れ職業人http://d.hatena.ne.jp/pentaxx/ 前に、精神科医の斉藤環氏が引用していた松岡宮さんの詩、…