id:kurahate22
'75年生。京都。週2の夜勤と畑での野菜の自給、当事者研究や哲学カフェなど話しの場を開く暮らし。
中二の不登校時にきついフラッシュバックが始まったことを契機に当事者として人の変化と回復のあり方を探しはじめる。臨床心理学科に入るも社会自体の歪みを問わないことやカウンセリング偏重に疑問をもち、修士では文化人類学に転向し、四国八十八か所めぐりをテーマにする。転機にたって歩き遍路を始めた旅人たちにインタビューしたものをまとめ、人は適切な環境と媒体があれば自律的な回復への動きをおこすと考えるようになる。
V・ターナーのリミナリティ、M・ブーバー、林竹二、べてるの家の当事者研究、糸川勉さんの自給(農法)の哲学、イヴァン・イリイチの考えなどを参考に、現在は、防災DIYという背景で、過疎化による行政サービス崩壊や大災害がおきてインフラの復興に長期の時間がかかる事態になったとしても、小屋づくり能力や畑などを確保して自力で安定して生きられる状態をあらかじめ整えていく活動を媒介に、オルタナティブな人と人との関わりや学びの場を作り出すことを目論んでいる。