降りていくブログ

生き残りながら回復していくために

本の作成番外 使う用語の説明

先の投稿でざっくりした考えを書いてみたが、なかなか今まで書いた細かいところを拾ってまとめるのが難しいなと思った。できるならそこを拾って全体を構成したい。 一つの要点は自意識をどう位置づけ、取り扱うか。僕の考えでは、自意識は言葉(リアリティを…

神田橋さん 援助者と当事者性 虫籠のカガステル

以下は2014年の8月に書いた文章。前から同じことをなんども言っている。けれど今はそういう感じでは書かないこともある。ちょっと変わるものだなと思う。神田橋さんの話しとかブログの方にも残したかったので、転載。神田橋條治さんの本のなかで、自分自身が…

ざっくりな考え

いつも書いていることは、気になったことをテーマに置いて、そこから言葉を使って見えるものを押し拡げようとしている感じだ。細かく細かくなっていく。 細かくみたことがバラバラとあってそれらをひとまとまりにしようとすることがないので、今回は今まで考…

「成長」と「発展」の欺瞞

生きづらさや生きることの苦しさをもつ人にとっては、日常という世界の見え方や感じ方が更新されることは必要なことであるし、願いでもあると思う。 そのような人たちは自分の殻にひびが入った状態であって、痛みと苦しみの圧迫によって自分の状態が変わる方…

甲野善紀さんのツイート 自意識の統制と自律性の関係性

甲野善紀さんが、技が「表の意識が干渉しない状況下でないと発現しない」と述べているくだりがあるけれど、表の意識というのが統制を敷いている状態とそれがとれた状態ではおこること、感じられることなどが変わる。 普通に見るとヤラセとしか思えないような…

綾屋紗月さんの「したい性」と「します性」から

自閉症は知覚の解像度の問題と。 realkyoto.jp 高い知覚の解像度をもつ自閉症者はその解像度によって多すぎる情報の侵入に感覚が占拠され、それをまとめあげることができなくなり混乱したり、行動が取れなくなる。綾屋さんが「お腹が空いた」がわからないの…

アートと生存 アートエリアB1へ

釜ヶ崎芸術大学のお話しを聞きになにわ橋のアートエリアB1へ。 上田假奈代さんに初めてお会いしたのは2007年の田植えの時だったと思う。ココルームでスタッフをされていた横山千秋さんと前年の島根の全国こどもワークショップフォーラムで出会い、その時活…

当事者研究 自分の反応について

ある認識を持っていることによる感情の自動的な反応。 先に年配男性への反応について書いた。 kurahate22.hatenablog.com →人の話しを聞くときに分析して意見するが、分析が妥当でなくそこから出る意見も微妙。 →それに対し強い腹立ち・不信 →年配男性という…

本の作成12 社会に関わる転機

ちょうど転機のところになったらお題も転機だったのでいれてみた。 今日は畑に行った。夏野菜を植えるための畝をつくる。畑を改造中でちょっと排水の流れも調整が必要になったりしている。夕方は蚊が出てきた。19時ぐらいになってもまだ明るくなっている。…

イリイチ「管理された健康に抗して」 もう一つの世界

イリイチの『生きる思想』の「管理された健康に抗して」の章に以下の文章があるようだ。 生きる思想―反=教育/技術/生命 作者: イバンイリイチ,Ivan Illich,桜井直文 出版社/メーカー: 藤原書店 発売日: 1999/04/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 5回…

「聴く」と「邪魔しない」

当事者研究の場をつくったのは、内面を含めた話しの場が身近にないなと思ったのと、人の話しを聞くということをとても多くの人がしないのでうんざりするから自分の周りにお互い話せてきける環境をもちたいなと思ったから。 一方で、きくということがあまりに…

殻と成人儀礼

殻の話しの続き。 ネットに川本隆史『共生から』の書評があった。その注部分にまなびほぐしについての記述が興味深かった。 「まなびほぐす」とは、本書の「補 講 人間の権利の再定義」で著者の使った三つの道具 だての一つ「編み直しunthinking」の…

殻について補足

一つ前の投稿は、殻という捉え方で書いてみた。 kurahate22.hatenablog.com 生まれてから取り入れ、蓄積していく情報や技術。そして言葉。言葉によって構成される自意識。今まで自意識という言葉を使っていたが、自分の殻が厚くなるという一般的な言葉がある…

生きることと殻

人間をどういうものだと捉えたらいいのかといつも思っている。 環境は破壊して、人間同士では弱いものを踏み台にして強いものがのさばり、弱いものはさらに弱いものを虐げて鬱憤をはらす。人間全体として自滅的で破綻的な動きを止めることができない。 多く…

当事者研究 ある場の認知

自分がいかに否定的なイメージを人に投影しているかと思うけれど、ある場でわかり安く出たのでちょっとみてみようと思う。自分が勝手に捉えたもので本人が実際にそうであるかは別。 年配の男性→人の話しを聞くときに分析して意見するが、分析が妥当でなくそ…

「人と人」が意味すること

「人と人」ということがおこりえたとき、そこでは有用性や価値の高い低いという物差し自体が打ち消されている。言い換えれば「人と人」というときは、人をモノとして扱ったり、見たりすることが打ち消された関わりのことが指されているともいえると思う。 何…

「性」と「対話」

8月3日4日に宝塚大学梅田キャンパスで行われる「開かれゆく対話の文化祭」。『リフレクティング』の著者矢原隆行さんも来られるとのこと。 オープン・スペース・テクノロジー、リフレクティング、修復的司法、ワールドワークなど色々な対話のかたちがあると…

通り過ぎる

南北の終戦宣言。 それを聞いたら喜ぶだろうがそれが出る少し前に亡くなった人もいるだろう。 歴史と個人の関係。どんな個人も歴史の影響を受けるが、一人の個人として死ぬときに歴史はあまり関係のないものになる。「世界平和に一歩近づいた」というような…

小沢牧子『「心の専門家」はいらない』 個人の回復と社会の回復

不登校50年で小沢牧子さんのインタビューをみた。 小沢健二の活動や彼の社会臨床学会での「企業的な社会、セラピー的な社会」を発表も、母からそのままの流れぐらいに見えてしまった。実のところは知らないけれど。根本的なところの批判をしている。不登校…

親開きとリフレクティング

シェアハウスの住人にホホホ座のフライヤーをもらう。 【イベント・4/28〜5/14】ホホホの母の お店展 | ホホホ座 ホホホ座関係者のそれぞれのお母さんが手づくりの物など出品しているみたいで、これは佐久間さんと砂連尾さんたちのご両親を招いた場開きみた…

黄黒交互色彩法

まだブログを始めてない時期にFBに書いた記事。日付は2013年の12月14日。 黄黒交互色彩法についてブログに書いていたと思っていたが、FBだけだったみたいなので、転載。 ーー 大学の卒論か何かの時に、心理療法の論文を見ていると、「世界に奪われた…

本の作成11 絵本店での企画

何となく過ごしている。 特にやりたいと思っていないことと、やろうと思っていることの違いをはっきりさせようと思う。上滑りしかしないことと、手応えがあること。 自転車で街に行く。モーニングを食べに。思っていた店は閉店していた。窓ガラスは板で木貼…

「中動態の世界」の勉強会 意思は切り替えに

鈴木宣仁さんの投稿をきっかけにグループで中動態のミニ勉強会。 www.facebook.com 大澤真幸さんと國分功一郎さんのネット上にあった対談は難解だったけれど、斎藤隆さんの受験生に向けた解説ブログの方の中動態の説明はわかりやすかった。 dokushojin.com g…

4/22〜29作家展 ぼ~だ~ 境界族×吉田寮 

京大の吉田寮で東京朝鮮高級学校美術部展の展示が行われる。 【ぼ〜だ〜 境界族×吉田寮】4/22〜4/30まで東京朝鮮高級学校美術部展を吉田寮食堂で開催インスタレーション、絵画、立体作品を吉田寮にあるものを使って展示していきます。開催期間中は、トークや…

木曜当事者研究 苦しみについて 

木曜当事者研究。今回のテーマは「苦労」。苦労とは一体何だろうか。 苦しみをもつ当事者のいいところは、自分の苦しみに対して妥協のないことだと思う。当たり障りなく、もうこれ以上考えなくていいように、とりあえずいいように言って終わりにしようとしな…

本の作成10 四国遍路を終えて 変化と自意識

今日は続けて書くことにする。 外は雨が降っている。寒くなった。 ーーー 四国遍路の前に内観療法に行っていた。内観療法は吉本伊信という実業家であり僧侶であった人が、浄土宗の身調べという修行を一般の人にもそのエッセンスを体験できるように作り直した…

本の作成9 四国遍路3 遍路の終わり

個人は一人では自他への疎外を止めることができない。 この認識になって、今まで自分が持ってきた「自分で自分をまともにしなければならない」という強迫がとれた。取ろうと思って取るというよりか、結果的に楽になったからそうだったのだなと後追いで判断し…

学びが疎外される社会で

6つの学びの場をめぐって活動のお話しをうかがい、その後全員で「学びとは何か」というテーマで対話をする企画の打ち合わせ。 kurahate22.hatenablog.com 仕事上で必要な知識や技術を身につける学びはしているが、それだけだと息がつまる。それを補うために…

4/11 星の王子様読書会 

毎月第二水曜日の星の王子様読書会。 今回読んだところは王子がパイロットに激しくぶつかるところだった。 パイロットは命がかかっている不時着した飛行機の修理が思ったようにならないことに苛立ち、王子の質問にいい加減に応じる。 花のトゲはヒツジに食べ…

ずら研 常野雄次郎さんについての話し

大阪で月に1回行われている当事者研究会、ずら研に参加させてもらった。 明日はづら研です。13時~大阪ボランティア協会小会議室にて。常野雄次郎さんのインタビュー記事をもとに話し合います。参加費500円。どなたさまも、おいでませ。https://t.co/UDomVa…