降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

自分の仮説 言葉の世界の位置づけ 先行知と後知恵

西川勝さんの星の王子さま読書会で、色々なものをもらっています。 僕にとっては、西川さんは物事がすぐ欺瞞に塗り固められ、その欺瞞に何も感じなくなってしまう世界に亀裂をいれてくれている人です。その亀裂から出てくる響いてくるものは、しばらく自分を…

話しの場で 探究と殻との距離感

話しの場について数人で話しました。 なぜ人が、社会の実際がこうなっているのかを考えてきて、やがて人が生きてくるなかで不可避的に、自動的に作られる殻があるからだと思うようになりました。 殻は自分の感じる根源的な痛みを感じなくさせるために形成さ…

第二水曜日、熾(おき)をかこむ会 参加者の募集

或る闘病記というブログを知って、読ませてもらいました。 fight.hatenablog.jp 想像ではなく、現実のこととして、死が自分のやってこようとする時の感覚。 あの夏の日、僕は病室の窓から蒼い空を見上げて、もう本当に死ぬのだと思っていました。もっと生き…

バイオハザード6続き 蝕みをはねのける怒り

まだバイオハザードで。 映画のように編集してくれている動画があり、前編と後編あわせて4時間近いものを観ました。作品への愛を感じます。自分の好きなものをまたどう生かそうかと考える人のつくったものだと思いました。 前編 youtu.be 後編 youtu.be 後編…

バイオハザード6 エイダ・ウォンを勝手に読みこむ

昨日の夜、連ツイしたものをまとめてみます。 バイオハザード6は、7年ぐらい前の作品のようです。アクションゲームが年々どうでもよくなっていて、いいストーリーのゲームはストーリーだけみせてほしい、と横着になっています。 そういう希望通りに編集し…

第二水曜日日中、西川勝さんとつくる話しの場

星の王子さまの読書会の講師でもある哲学者の西川勝さんとの話しの場、来月より第二水曜日の日中、おそらく14時〜18時ぐらいの間になりますが、はじめる予定です。平日日中ど真ん中ですが、ご関心ある方はどうぞ打診ください。 熾(おき)という言葉を名前に…

一つの人格という神話 ネットワークとメッシュワーク

以前、あるダンサーの人が別のグループのダンスの練習風景をみた後に、「どんな意識状態でやっているのかをみていた」と言っていたのが当時は全然意味がわからず、なんでみただけで意識状態がわかるのだろうと思っていました。 そういうのは、意図的に自分が…

お金をためて将来に備えなければならない倒錯

体制としては、3つの自給が自分たちのほうに引き寄せられるとき、人は自律的になりうると思います。食の自給、養生(医)の自給、学びの自給がないとき、たぶん感覚としては、生きるため(特に困ったとき)に必要なのは結局お金であり、それが稼ぐ場所だと…

書くことと同調について バイオハザード6のエイダ・ウォン

先日も、ゾンビものについてやりとりしていたのですが、ゾンビもの(アンデッドもの)の懐の深さは、あの世とこの世(の終わり)を同時に描けることにもあるのかなあと思いました。 さて吸血鬼などもアンデッドものに含まれると思いますが、かなり前に読んだ…

研究の民主化としての当事者研究

当事者研究の意義で一つ僕が重要だと思うのは、決められた手順や決められた様式にそってないものは、信用しません、全て却下みたいな世界に支配され切られなくていいところだなと思います。 精神に間することでもアンケートをとって、あてはまる、ちょっと当…

回復のあと

深く傷ついた人が切実に自分の回復を求めること、求めてしまうことは理解できる。 だけれど、同時に複雑な思いをもってしまう。 回復にあかつきに、何か本当のものが得られたり、本当の生がはじまるわけではないと思うから。もちろん、何かの苦しみが消えた…

報告 西院ひふみ荘でのワークショップ「わたしの「時間」を知る」

西院ひふみ荘でのワークショップ「わたしの時間を知る」終わりました。もともと雰囲気のあるシェアハウスなのに加え、リニューアル前の貴重な終わりの時間を少しだけ共有させてもらいました。 べてるの家で、メンバーが一番変容するのは、誰かのお葬式を経る…

3/8、3/21、3/23 今月のワークショップ予定

3月8日(金)19時から西院ひふみ荘でワークショップ わたしの「時間」を知るを行います。 吉本隆明が子育ての際に気をつけていたことは、雑事を言いつけることで、子どもの時間を細切れにしないことだったと聞きました。 誰しもがそんな環境をもらえるわけで…

処世術としての「教育」 

奥野克己『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』 aniram-czech.hatenablog.com ボルネオのプナンは、子どもたちが学校に行きたくないといえば親は特に行かせようとしないといいます。学校に行かなくても生きていく術が…

公開研究会 水俣と京都をつなぐへ

カライモブックスさんのお二人が母校でお話しをされるということで京都文教大学へ。 水俣と京都をつなぐ シエルというでっかいクリームコロッケを出す大学近くの名物洋食屋に行こうと思ったけれど、時間が遅くなったのと、店がわりと混んでいたのでやめた。 …

「時間」として生きること 

今日は、久しぶりにオフラインでの当事者研究の日になりました。 去年まで当事者研究は、3つの場で、あわせて月4、5回ぐらいやっていました。それぐらい自分にはその場が必要だったということでした。1年半ぐらいやって、去年の8月で一旦全て終わらせて…

当事者が自分で自分を回復させていくときに

治療者側の視点からの、現時点でわかっている回復のあり方、もちろん貴重な知見だと思います。 しかし、当事者側は、治療者の眼差しを自分のなかにいれて、ああ安全感を十分に持ててないなとか、他人に対する信頼感が不足している、肯定感が高まってないな、…

動いていくこと 展覧会 山本麻紀子 いつかの話しあの人の風へ 

いつも第二水曜日参加している西川勝さんに紹介していただいた展覧会「いつかの話あの人の風」のトークイベントへ。 あなたのいつかの物語。それは、むかしも今も未来も同時に踏んづける生命の足跡。今日もそこに風がたつ。 京都市の「文化芸術による共生社…

2/22ジャンル難民の集まりの報告と、意思と「時間」の関係

ジャンル難民の集まりを行いました。それぞれの探究のテーマは、「時間」、整え、揺らぎ、世を捨てる方法(?!)などでした。 www.facebook.com それぞれのテーマの経過状況、あるいは行き詰まり具合をシェアしました。何となくの状態より、はっきりした行…

「治療的」であるもの=「倫理的」なもの

オープンダイアローグ界隈で倫理的であることは、治癒的であるという言葉があります。 倫理という言葉は誰かが決めた細かい正しさを全部守らなければいけないような、堅苦しいものというイメージがあるように思いますが、そもそも倫理とは何であるのかと問う…

世界の受容器 100年もつぬか床と心のひだ

伊藤亜紗さんとドミニクチェンさん、橋田朋子さんの対談の記事を読みました。 unleashmag.com 伊藤亜紗さんが米国で参加したシンポジウムにおいて、障害当事者に対して、義足や人間の能力を超えるような目覚ましいデバイスを提供することは、その人の蓄積し…

闇から希望をつなげて 第3回 狭山事件の再審を実現しよう市民のつどい in 関西へ

阿倍野区民センターで開催された狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西へ。 第一部に釜ヶ崎で活動されている本田哲郎神父の記念講演があり、本田神父のお話しを実際に聞いてみたいというのが動機でした。本田神父は、優しく落ち着いたテンポでお話し…

応答する他者

持てるようなものを何もかも奪われた人でも、救われることはあるのか。 どのような報われないみじめな生であっても、それを受けとめるまなざしはあるのか。 そういうことを探してきたと思う。 放り出された場所で、どうしていいのかわからなかった。 ここに…

最近は割と散歩をしはじめた。 自転車で行っていたところでも歩いていいかなと思う。「時間」という言葉をもって、感じ方が変わってきている。四国遍路をやって高知ぐらいまで行ったとき、歩くのは飽きたと思った。そのせいなのかどうかわからないが、四国遍…

勝ちをゆずること

沖縄の話しを聞きにココルームへ。 www.facebook.com 実際に辺野古や高江に行き、そこで感じたことや心の揺れを語ってもらった話しが一番心に残りました。 以前永橋爲介さんのゼミに参加させてもらっていたとき、永橋さんは、運動movementとは心の動きmoveが…

その人を超えるもの

松本大洋「ZERO」では主人公のボクサーが自分の相手に出会えないまま30歳をむかえたときに、自分と同じ狂気をもつ若きボクサートラビスと出会い、闘います。 主人公の「時間」はそのトラビスと出会うまでは止まっていました。どのボクサーも彼にとっては彼を…

本当の納得を得るために 西川勝さんからの提案

西川勝さんから第二水曜日の星の王子さま読書会の前の時間、14時〜16時あたりに何か場を持ちたいとのお話しをいただき、平日昼間ですがぜひやりたい思いです。 僕がこれまで西川さんの場に惹きつけられてきたのは、西川さんの当事者性、生きるなかで直面した…

「時間」に応答する責任としての倫理 ピーター・シンガー『動物の解放』

ピーター・シンガー『動物の解放』を読む会へ。 davitrice.hatenadiary.jp 薄々知っていてもあらためて狭い場所での異常な過密監禁(過密が原因で死んだり病気になってもなお詰め込む方が儲かる)による畜産や実験動物を取り巻いた状況は、自分の購買状況を…

人との接点

臨床心理学科に入ってもあまりカウンセラーとかになる気は無かった。 治療者や支援者にはなりきれないし、なるつもりもないけれど、自分と相手がいて、お互いが何か生きるなかで探っていることがあると思う。 次に会うときがあれば、何を確かめ、何が見えた…

薬指に名前をつけない意味 意思と「時間」の相容れなさ

「時間」が動くことは、自分の感じる世界が新しくなっていくプロセスであるといえるでしょう。ただ、感じかたを新しくするのは、プロセス自体です。 状態が変わったことを自意識としての私の手柄にしていると一時的には高揚するでしょうが、やがてプロセスは…