降りていくブログ 

ここという閉塞から逸脱していくための考察

【催しもの】8/26 里見実『パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む』読書会

大阪のフォロ・オープンスペースで行う読書会です。 里見実『パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む』 日 時:8月26日(月)13時半~場 所:フォロ・オープンスペース 地下鉄谷町線・京阪「天満橋駅」徒歩5分 →地図参加費:500円 山下耕平さんとツイッ…

【7月の催しもの】DIY読書会 熾をかこむ会 私の探究・研究相談室

7月の催しものです。全て初参加OKです。 【7/9(火)DIY読書会】 自分の読んできた本、または自分の活動の報告など、自分の発表したいことがある人が発表して、聞きにくる人は聞くDIY読書会、発表者も参加者も増えてきました。初参加も可能、入退場自由です…

週プレ「キン肉マン」の考察 

週プレのキン肉マン。ジャンプ連載当時は雑魚扱いで散々な役所にまわされ報われなかった数々の超人たちがそれぞれの過去を挽回していくこの物語のあり方をなんと呼べばいいだろう? wpb.shueisha.co.jp キン肉マンは今流行になるような面白く新しいマンガで…

映画「ほたるの川のまもりびと」と「万引き家族」

住民の抵抗運動を押し切って、ダム建設がすすめられるドキュメンタリーをみて、やるせない気持ちになったのは、水俣病患者(症状はあっても認定は自分から取り下げられた)の緒方正人さんが「チッソは私であった」といったように、普通の人の生活そのものが…

<ジャンル難民学会(仮)組織形態のイメージ>

ジャンル難民学会(仮)の組織のイメージをしてみました。 とりあえず、本部的なもの、それと話しの場の研究会、そして各地の連絡会(発表の場)の3つと、連絡会のかたちのバリエーションなど。 <ジャンル難民学会(仮)組織形態のイメージ> 1、本部的な…

ジャンル難民学会(仮)の活動を展開させるにあたって

思わぬ流れから、ジャンル難民学会(私の探究・研究相談室)を一般社団法人化しないかという提案をいただきました。 最終的に一般社団法人化するかどうかはひとまずおいて、この機会に去年から半年間、こじんまりやってきた活動をもう展開させてみようと思っ…

「時間」のワークショップ@カフェコモンズのレジメ

大阪府高槻市富田町にあるカフェコモンズで「時間」のワークショップをさせていただきました。その際発表したレジメを転載します。 6/21 「時間」のワークショップ ◆はじめに 時間と「時間」 自分の時間が止まってしまったという感覚を持ったことがあるでし…

どこにもいかない

人間の変化と回復について考えてきた。どうやって回復していけるのか。 しかし、一つ前の記事を書いてみて、自分が今知りたいのは回復のあり方ではなさそうだなという感じがしてきた。 実際にどう回復するか、どう変化しうるかよりも、自分は納得するという…

プロセス そして傷を引き受けること

当事者兼研究者や当事者兼支援者のトークイベントへ。 変化していく身体に必要なのは海水と淡水がいり混じる汽水域のような場所ではないかと思う。完全に安全な場所は、同時にその人に弾みをつける何かもまた犠牲にしている。かといって戦場のようなこの社会…

6/18 南区DIY研究室読書会発表原稿 奥野克己『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』第13章

次回DIY読書会は7月2日(火)19:45〜、ちいさな学校鞍馬口です。 奥野克己 『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』 概要:ボルネオの狩猟採集民プナン(西プナン)はマレーシア・サラクワ州政府に属し、自動車などの近…

「この会話を通して、自分も刑務官も心理士もみんなが人間になった」 「責任」から応答へ

ジャンル難民学会発表会、先のイタリアの精神病院の解放や入管法の発表は吉本草蔵さんのものでした。 kurahate22.hatenablog.com 吉本さんの発表は、発表が終わっても日に日にしみこんでくる内容でした。イタリアや入管の話しに加えて、矢原隆行さんの書かれ…

【報告】ジャンル難民学会発表会終了

第一回ジャンル難民学会発表会終わりました。7人の方の発表がありました。 フィールドワークをもとにした巨椋池についての発表、マルクスの価値形態論やお金についてのQ&A、対話とソーシャルネットワーク、路上ギャラリーの活動、ライブ当事者研究など様々…

【報告】ジャンル難民学会発表会1日目

ジャンル難民学会発表会の1日目が終わりました。 今は無くなった巨椋池のフィールドワークの発表、境毅さんの「お金」に関するQ&A、僕の人間の変化についての発表、そしてまた今日の午後の発表は、「対話とソーシャルネットワーク」や「揺らぎ」の発表があ…

「迷惑」への応答とは、世界への責任を取り戻すこと

川崎の事件への世間の反応を受けた奥田知志さんのフェイスブック投稿が700シェアになったとのこと。 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2256821517730593&id=100002083010255 「迷惑をかけない」という一見道徳のようにもみえることが、実は単な…

力の理屈 なぜ革新的なことや実践的なことが発見されても消えていくのか

いつも稽古に通わせてもらっている身体教育研究所の角南和宏さんが在野研究者の山本義隆さんの著書『磁力と重力の発見』について、ブログに書かれている。 dohokids.blogspot.com 磁力と重力の発見〈1〉古代・中世 作者: 山本義隆 出版社/メーカー: みすず書…

バイオハザード6 エイダ・ウォンのドッペルゲンガー、カーラ・ラダメスを考察する

3ヶ月前ほどに記事を書いたけれど、まだバイオハザード6が気になっている。 エイダ・ウォンのドッペルゲンガーであるカーラ・ラダメスとは何だったのか。もうちょっと追っていたい。 www.youtube.com ドッペルゲンガーでない、オリジナルのエイダ・ウォン…

6/1南区DIY読書会発表原稿 奥野克己『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』12章

◆概要 ボルネオの狩猟採集民プナン(西プナン)はマレーシア・サラクワ州政府に属し、自動車などの近代的な道具に触れながらも、狩猟採集をベースとした自分たちの文化を維持していた。彼らの子どもは学校も行きたくなければ行かない。結婚はパートナーがい…

灰谷健次郎『林先生に伝えたいこと』

等持院の整体の稽古の帰りに寄ったリサイクルショップで売られていた林竹二本。 整体の稽古の帰りにリサイクルショップへ寄ると灰谷健二郎が亡くなった後の林竹二に向けて書いた本『林先生に伝えたいこと』があり、購入。表紙裏には七条サナトリウム病院長の…

『ノンちゃん雲に乗る』をもう少し

『ノンちゃん雲に乗る』で、雲の世界は死者たちの世界として描かれていると思った。この世界で望んでいたことを実現する世界が雲の世界のようだった。 kurahate22.hatenablog.com そういえば、荒井由実の「ひこうき雲」も子どもの魂が空にのぼっていくという…

石井桃子『ノンちゃん雲に乗る』 もう一つの世界

『人は、人を浴びて人になる』の著者が子どもの頃読んでいた本が、『赤毛のアン』と『ノンちゃん雲に乗る』だった。 ノンちゃん雲に乗る (福音館創作童話シリーズ) 作者: 石井桃子,中川宗弥 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 1967/01/20 メディア: 単行…

ある活動のやりとり 吟味の重要性について

ある活動を立ち上げようとしていて、やりとりをしています。 僕はちいさなものですが、今まで色々活動をはじめたり、運営したりしてきて、これが大事なんかなとか、これをやってたらあかんのやなとか、今も現在進行形で遅々としたものですが、そういうものも…

神田橋條治さんの話しから思うこと

精神科医の神田橋さんの『発想の航路2』を何年も前に読み、だいぶ面白かった記憶がある。 先週の私の探究・研究室に来られていた山口純さんに神田橋さんの『心身養生のコツ』を紹介してもらったので、またちょっとその周辺をながめていると、神田橋さんの講…

境毅さんへの応答 論理的関係と倫理的関係・ブーバーの我となんじ・鶴見俊輔のサークルの研究・「時間」について

境毅さんは、このブログでも何回も言及させていただきました。 ミヒャエル・エンデの『モモ』において、大島かおり訳では、時間とは生活であると訳されているのですが、境毅さんは時間とは「いのち」であると指摘され、その指摘は僕が熱心に読んでいた里見実…

「環境」ではなく躍動性に対する応答としての倫理を

環境とは、自分を除いた周りのことなのだと思います。ところが自分というのは関係性なので、自分を除いた世界という時点で、この言葉を用いた問いはおかしくなります。 自分は環境に対して、外からの働きかけ手ということになります。人間がいなければ環境は…

時間に奪われた「時間」 私の探究・研究相談室発表原稿

◆「時間」とは? この鉤括弧つきの「時間」は、一般的に使われる時間という言葉に鉤括弧をつけることで、別の意味として使っています。鉤括弧のついていない、一般的な意味での時間という言葉には「時間に追われる」、「時間を気にして」などというふうにタ…

『ヨコハマ買い出し紀行』買い出し紀行

デイサービス事業をはじめられたNPOさんのお話しを聞きに宇治へ。 行く途中の地下鉄で前に買った『こどものてつがく』を読む。クリシュナムルティが言及されていたので興味を持って買った本だったが、該当箇所を読んだだけになっていた。しかし、ふと気づく…

殻と変容について

殻と変容について。 殻はそれ自体がある程度の自己保存しようとする傾向がある人間のOSで、過去からできている、と思う。 殻は同じことを繰り返す機械的なものであるけれど、もちろん大なり小なり殻の力を借りないと環境で生き延びていくことが困難になる。 …

5/12 自給農法を学ぶ2 作業報告

5/12 自給農法を学ぶ報告<10時からお昼休憩を含み15時まで作業を行いました。主な内容を紹介します。> ◆畑の変化一面にセイタカアワダチソウが生えていた草原が大分畑らしくなってきました。 去年11月の写真。これでも畑の半分以上刈っています。 そして5…

山口純さんへの応答 南区DIY読書会番外編 イリイチのアイデンティティとルーツ 

前書き:南区DIY読書会では、読書会の時間以外でもメッセンジャーでやりとりしたりもしています。読書会メンバーの山口純さんとのやりとりが読書会内だけのメッセンジャーのやりとりだと勿体無い気がしてきて、まず僕の応答だけでも公開しようかと思ってこち…

5/7南区DIY読書会発表原稿 奥野克己『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』第10章〜第11章

2019/5/7 南区DIY研究室読書会 奥野克己『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』 概要:ボルネオの狩猟採集民プナン(西プナン)はマレーシア・サラクワ州政府に属し、自動車などの近代的な道具に触れながらも、狩猟採…